読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

読書 作家別ま行

ぐるぐる♡博物館 三浦しをん著 実業之日本社 2017年

実業之日本社創業120周年記念作品 好奇心とユーモア全開の、胸躍るルポエッセイ! 人類史の最先端から秘宝館まで、個性あふれる博物館を探検! 好奇心とユーモア全開の愉快なルポエッセイ。 博物館が大好きな著者が、興味のおもむくまま、全国のおもしろそう…

僕と妻の1778話 眉村卓著 集英社文庫 2010年

妻が、悪性腫瘍のために余命一年と告げられた。作家の夫は、妻に余計な心配をかけないようにする以外、出来ることはない。せめて、毎日気持ちの明るくなるような話を書いて、読んでもらおうと考えた―。 第一回『詰碁』から一日一話を妻に捧げ、『最終回』ま…

ビブリア古書堂の事件手帖7~栞子さんと果てない舞台~ 三上延著 メディアワークス文庫 2017年

ビブリアシリーズ、最終巻。 ネタばれになるのかな、すみません; 久我山真里の所蔵していた太宰治『晩年』が売り払われていた。ビブリア古書堂に現れた取引相手は吉原喜市と名乗り、栞子に法外な値段を吹っ掛ける。久我山尚大の最後の弟子だった彼は、どう…

チェーン・ピープル 三崎亜記著 幻冬舎 2017年

ノンフィクション作家が様々な事象や人物を取材する連作短編集。 ネタばれになってるかも、すみません; 正義の味方 ――塗り替えられた「像」―― 四十年も前の話。 未確認巨大生物「敵」が海から現れた。蹂躙されるがまま、何の手立てもできない我々の前に、「…

三鬼 三島屋変調百物語四之続  宮部みゆき著  日本経済新聞出版社  2016年

続編。連作短編集。 第一話 迷いの旅籠 13歳の少女 おつぎが語る。 村に伝わる<行灯祭り>が、ご領主様の命令で中止になった。自分の子供が亡くなったので喪に服すため、という。神事をないがしろにすることに半ば怯える村人に、逗留していた旅の絵師が代案…

夜行 森見登美彦著 小学館 2016年

連作短編集、になるのかな。 ネタばれになってるかも、すみません; 僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。 十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。 十年ぶりに…

希望荘 宮部みゆき著 小学館 2016年

連作短編集。 聖域 亡くなった筈のおばあさんを見かけた、という人物が現れた。新興宗教に凝った娘に金品を巻き上げられて、隠れるようにアパートに一人住まいしていたのだという。大家さんに「死にます」の電話をしたまま、行方不明になってしまった。後に…

ぐるぐる問答≪森見登美彦氏対談集≫ 森見登美彦著 小学館 2016年

森見登美彦氏初の対談集! 10代、20代の読者に圧倒的な人気を誇る森見登美彦氏、初の対談集! デビュー以降各雑誌に掲載された、いまやほとんど読むことの出来ない対談を一挙収録。対談相手は劇団ひとり氏、万城目学氏、瀧波ユカリ氏、柴崎友香氏、うすた京介…

「スーホの白い馬」の真実 モンゴル・中国・日本それぞれの姿 ミンガド・ボラグ著 風響社 2016年

白い馬は射殺されたのではなかった!? 小学校国語教科書にも登場する「スーホの白い馬」。子供たちに親しまれている「民話」の誕生秘話。モンゴルの馬頭琴起源伝説「フフー・ナムジル」や中国創作文学「馬頭琴」と対比しながら、経過と背景をたどり、馬を愛…

ヨーレのクマー 宮部みゆき/作 佐竹美保/絵 角川書店 2016年

宮部さんの作品『悲嘆の門』作中に出てきた絵本を出版したもの。 クマーは、かいじゅうです。うつくしいフィヨルドと山にかこまれたヨーレのまちを、わるいかいじゅうから守っている、いいかいじゅうです。そのことを、まちの人たちは知りません。だってクマ…

思い出トランプ 向田邦子著 新潮社 1980年

短編集。 かわうそ 脳卒中で倒れて以来、宅次には軽い右半身麻痺が残っている。かわうそに似た妻は、宅次に黙って庭にマンションを建てる計画を立てているらしい。妻は何でも体のさわぐお祭りにしてしまう癖がある。火事も葬式も夫の病気も、幼い娘の死の原…

極め道 爆裂エッセイ 三浦しをん著 光文社文庫 2007年

「ブス」通りすがりの男に言われて許せる? マッチョかつ知性派、理想の男は今いずこ! みんなご飯は「ヘツって」食べるでしょう? レジもトイレも基本は一列並びの早い者順! キスするときって、おめめパッチリなわけ? ――普通に生活していても、感じること…

政と源 三浦しをん著 集英社 2013年

東京都墨田区Y町。つまみ簪職人・堀源二郎と元銀行員の有田国政は、ふたり合わせて146歳の幼なじみ。 源二郎の弟子である徹平(元ヤン)の様子がおかしい。どうやら、昔の不良仲間に強請られたためらしい。それを知った源二郎は、幼なじみの国政とともにひと肌…

メビウス・ファクトリー 三崎亜記著 集英社 2016年

ネタばれあります、すみません; 町の住民のほとんどが働く巨大工場。 しかし、そこで何が作られているのか、 実は、誰も知らない――。 妻子を連れて地元の町にUターン就職し、街一番の工場に就職したアルト。 完璧な管理システムを持った工場は、町民の誇り…

Nのために 湊かなえ著 東京創元社 2010年

ネタばれになってるかも、すみません; 超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口貴弘・奈央子夫妻の変死体が発見された。現場に居合わせたのは、20代の4人の男女。それぞれは当日の出来事について証言していく。 杉下希美は愛媛県…

ニセモノの妻 三崎亜記著 新潮社 2016年

短編集。 終の筈の住処 妻とともに入居した新築マンションには、まるで人の気配がなかった。引っ越しのトラックも見かけたし、駐車場には何台も乗用車があるのに十人を見かけない。住民自治会への参加者もいなかった。二キロ以上離れた住宅街にはマンション…

江ノ島西浦写真館 三上延著 光文社 2015年

連作短編集。 ネタばれあります、すみません; 江ノ島の路地の奥、ひっそりとした入り江に佇む「江ノ島西浦写真館」。百年間営業を続けたその写真館は、館主の死により幕を閉じた。過去のある出来事から写真家の夢を諦めていた孫の桂木繭は、祖母・富士子の…

とっぴんぱらりの風太郎 万城目学著 文芸春秋 2013年

ネタばれあります、すみません; 時は戦国。 就職試験に失敗した伊賀忍者・風太郎は、京の町に出た。退職金代わりの金銭をただ遊び呆けて使ってしまった風太郎に比べて、同じく伊賀を追い出された黒弓はそれを元手に商売を成功させている様子、見かねて仕事…

本屋さんで待ちあわせ 三浦しをん著 大和書房 2012年

三浦しをんさんの愛に満ちた書評集。 『東海道四谷怪談』の解説もあり。 「ピンとこなかった作品については、最初から黙して語らない」…しをんさんの姿勢に深く我が身を反省。読む作品の幅の広さにも。自分の狭さを棚にあげて言っちゃうけど、ほとんど読んだ…

ここはボツコニアン 5 FINAL ためらいの迷宮  宮部みゆき著  集英社  2015年

『ここはボツコニアン』最終巻。 ネタばれになってる気がします、すみません; サンタ・マイラの街を襲い来る円盤に右往左往、これではキリがない、とピノピ二人は物質瞬間転送機のルートを閉ざすことに。当初、ルートを閉ざした者は元の世界に戻れないとい…

黄金の丘で君と転げまわりたいのだ――進め マイワイン道! 三浦しをん・岡元麻理恵著 ポプラ社 2011年

作家・三浦しをんが、ワインのスペシャリストに入門! 「情報を捨てよ、楽しくワインを飲もう」のススメ。 三浦:このワイン、近くのスーパーにある! 適温で飲むだけで、味がこんなに変わるんですね! 岡元:「赤は室温、白は冷やす」といわれますが、日本…

過ぎ去りし王国の城 宮部みゆき著 角川書店 2015年

早々に進学先も決まった中学三年の二月、ひょんなことからヨーロッパの古城のデッサン画を拾った尾垣真。やがて絵の中にアバター(分身)を描きこむことで、自分もその世界に入りこめることを突き止める。友だちの少ない真は、同じくハブられ女子で美術部員…

トイレのピエタ 松永大司著 文藝春秋 2015年

この作品を気に入られた方は、この記事を読まない方がいいかもしれません。 画家への夢を諦めて窓ガラス拭きのフリーター生活を送っていた宏は、突然余命三ヶ月の宣告を受ける。残された時間を知るまでは、この夏もいつものように、ただやり過ごすだけの季節…

悲嘆の門 上下 宮部みゆき著 毎日新聞社 2015年

『英雄の書』と同じ世界の作品。 ネタばれあります、すみません; 三島孝太郎は都内の大学の教育学部に通う大学一年生。両親と反抗期真っ只中の中学二年生の妹・一美と暮らしている。大学生活に意義を見出せずにいたが、高校時代のクラブのOB・真岐誠吾に声…

手のひらの幻獣 三崎亜記著 集英社 2015年

ネタばれになってる気がします、すみません; 動物のイメージをあやつる異能力者の日野原柚月は、同じ能力を持つ者たちが所属する会社ハヤカワ・トータルプランニングに勤めて早10年。孤独ながら安定した日々を送っていた。そんなある日、出来たばかりの新研…

お友だちからお願いします 三浦しをん著 大和書房 2012年

だいたいこんな毎日ですが、こんな私でよかったら──。どこを切ってもミウラシヲン(よそゆき仕様・自社比)が迸る! 本屋大賞に輝く人気作家の極上エッセイ集。 (内容紹介より) いや確かに、妄想炸裂状態ではないけれど、でも十分面白いよ、しをんさん! お…

有頂天家族公式読本 森見登美彦+「有頂天家族」親衛隊著 幻冬舎 2013年

アニメを楽しみたい人も、原作をあらためて噛みしめたい人も、単純に森見登美彦ワールドを堪能したい人も満足できる、「森見度100%」の公式ガイド本。 森見登美彦氏のロングインタビューのほか、声優・能登麻美子氏、漫画家久米田康治氏、監督吉原正行氏との…

有頂天家族 二代目の帰朝 森見登美彦著 幻冬舎 2015年

『有頂天家族』第二弾。 ネタばれあります、すみません; 第一章 二代目の帰朝 世界一周の豪華客船へ乗り込んでいった弁天を思い、彼女からの短い手紙を心待ちに鬱々と過ごす赤玉先生を横目に、矢三郎はツチノコ探索に精を出す日々。そんな折、赤玉先生の跡…

神去なあなあ夜話 三浦しをん著 徳間書店 2012年

『神去なあなあ日常』続編短編集。 第一夜 神去村の起源 小学一年生の山太と共に繁ばあちゃんから聞いた神去村の昔話。その昔、神去村は蛇神が住んでいた池がなくなることで生まれ、蛇神は村長の娘と一緒になることで新しい住処を得た。しかしやがて娘は死に…

ビブリア古書堂の事件手帖6~栞子さんと巡るさだめ~ 三上延著 メディアワークス文庫 2014年

『ビブリア』シリーズ6冊目。 ネタばれになってる気がします、すみません; かつて太宰治の稀覯本『晩年』を、栞子から奪おうとした青年・田中敏雄が保釈された。彼は再び大輔たちの前に現れる、今度は依頼者として。 彼の祖父は別の『晩年』初版本、しかも…