読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

愚かな薔薇 恩田陸著 徳間書店 2021年

ネタばれあります、すみません; 14歳の少女高田奈智は、4年ぶりに磐座の地を訪れた。これから2カ月の間、親戚が経営する旅館で世話になりながら、昼間は磐座城周辺で行われる、あるキャンプに参加することになっている。事情をよく知らぬままこの地を訪れた…

聲の形 4~7巻 大今良時著 講談社少年マガジンコミックス 

耳の聞こえない少女・西宮硝子。 彼女と再び交流し始めた石田将也は硝子の失われた人生を取り戻そうと奔走する。 佐原、植野、川井、真柴、永束――― みんなで行った遊園地、硝子と結絃の祖母の死、永束を監督とする映画作り。 各人の本性が出てくるにつれ、ど…

映画『犬王』見ました。

ネタばれあります、すみません; …と言っても、原作読んでたらネタばれではないんですが。 色々な所で評判を耳にして、見に行ってもいいわね(←上から目線・笑)と思っていた作品。映画館の座席状況を何となくチェックして、空いてきたな、そろそろかな、と…

月曜日は水玉の犬 恩田陸著 筑摩書房 2022年

『土曜日は灰色の馬』『日曜日は青い蜥蜴』に続いての第三弾、強烈で贅沢な最新エッセイ集。雑誌掲載の書評や文庫解説、「ベスト3」選出企画、映画・美術館向けパンフや図録への寄稿など、2021年のものまで収録。数多のエンターテインメントを恩田陸と味わい…

爆笑問題 with タイタンシネマライブ#77に行ってきました。

6月10日(金)、「タイタンライブ」の生中継を見てきました。 銀座時事通信ホールで開催されるお笑いライブ「タイタンライブ」を各地TOHOシネマに生中継、スクリーンで鑑賞するシネマライブ。 今回も午後7時30分からのはじまり、私はTOHOシネマなんば本館に…

六つの村を越えて髭をなびかせる者 西條奈加著 PHP研究所 2022年

本当のアイヌの姿を、世に知らしめたい―― 時は江戸中期、老中・田沼意次が実権を握り、改革を進めていた頃。幕府ではロシアの南下に対する備えや交易の促進などを目的に、蝦夷地開発が計画されていた。 出羽国の貧しい農家に生まれながら、算学の才能に恵ま…

またあおう 畠山恵著 新潮文庫 2022年

『しゃばけ』シリーズ外伝。短編集。 長崎屋あれこれ 若だんながついうっかり、たとえ話で出した「具合が悪い」という言葉で、布団巻きにされてしまった。お馴染みのはなれに、両親は勿論、妖や天狗や僧侶や、神様までやってくる。 はじめての使い 戸塚の猫…

映画『シン・ウルトラマン』見ました。

映画『シン・ウルトラマン』見ました。 TVシリーズの『ウルトラマン』は、小さい頃 夕方再放送しているのを兄と一緒に見ていました。一応『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『帰って来たウルトラマン』と『ウルトラマンエース』まで履修、ただ大人になって…

オレたち花のバブル組 池井戸潤著 文春文庫 2010年

単行本は2008年刊。半沢直樹シリーズ2作目。 ネタばれになってるかも、すみません; 巨額損失を出した一族経営の老舗・伊勢島ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。現担当の時枝は、前担当の古里からろくな情報がもらえなかったらしい。…

闇祓(Yami-hara) 辻村深月著 KADOKAWA 2021年

ネタばれあります、すみません; 第一章 転校生 原野澪のクラスに、白石要と名乗る少年が転校してきた。クラス委員の澪にストーカーじみた行動をする要に、澪は怯え、陸上部の先輩 神原一太に相談する。憧れの先輩は最初、澪を護るようだったが、その行動は…

櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形 太田紫織著 KADOKAWA 2019年

シリーズ15冊目。ネタばれになってるかも、すみません; あまりにも遺体に遭遇する櫻子と正太郎を怪しんで、新聞記者が近付いて来た。彼は八鍬士(やくわまもる)と名乗り、旭川でおきた轢き逃げ事故のこと、被害者の男が持っていた女性の頭蓋骨のことを話す…

オレたちバブル入行組 池井戸潤著 文春文庫 2007年

単行本は2004年発行。半沢直樹シリーズ1冊目。 大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に五億の融資の承認を取り付けた会社 西大阪スチールが倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する浅野支店長。四面楚歌…

パプリカ 筒井康隆著 新潮文庫 2002年

初出は1993年。 精神医学研究所に勤める千葉敦子は、恋人の時田浩作ともども 精神病に対する新たな治療法の発見者として、次期ノーベル医学生理学賞候補と囁かれる人物。時田はPT(サイコセラピー)機器を開発し、敦子はそれを利用して患者の夢の中へ入り、…

ペッパーズ・ゴースト 伊坂幸太郎著 朝日新聞出版 2021年

作家生活20周年超の集大成となる、一大エンタテインメント長編! (帯文より) 檀千郷は中学校の国語教師。飛沫感染により、相手の未来が一瞬だけ見える不思議な能力を父親から受け継いだ。ある日、生徒の里見大地が新幹線事故に巻き込まれる未来を予知した…

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙Ⅶ   支倉凍砂著/文倉十イラスト  メディアワークス電撃文庫  2021年

『狼と羊皮紙』シリーズ7冊目。ネタばれになってるかも、すみません; 死者の乗る船が渡来する港町・ラポネルでの騒動を後にして、コルとミューリは再びラウズボーンへの帰路につく。 教会の不正を糺し、王国との争いを収める決意を新たにするコル。賢狼の娘…

100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集 福井県立図書館 講談社 2021年

「とんでもなくクリスタル」「わたしを探さないで」「下町のロボット」「蚊にピアス」「おい桐島、お前部活やめるのか?」「人生が片付くときめきの魔法」「からすのどろぼうやさん」「ねじ曲がったクロマニョンみたいな名前の村上春樹の本」「八月の蝉」「大…

Day to Day 講談社編 2021年

コロナ禍の奇跡ーー2020年4月1日以降の日本を舞台にした連載企画Day to Day。100人の作家による物語とエッセイが一冊にまとまった、珠玉の1冊! (出版社紹介文より) 4月1日から7月9日まで、作家が一日一人ずつ、一作品を書いたショートストーリー。作家さ…

爆笑問題 with タイタンシネマライブ#76に行ってきました。

4月14日(金)、「タイタンライブ」の生中継を見てきました。 銀座時事通信ホールで開催されるお笑いライブ「タイタンライブ」を各地TOHOシネマに生中継、スクリーンで鑑賞するシネマライブ。 今回は午後7時30分からのはじまり、元に戻りましたね。 私はTOHO…

47歳、まだまだボウヤ 櫻井孝宏著 KADOKAWA 2021年

デビュー25周年を迎えた声優が初めて綴った“肉声" 『おそ松さん』(松野おそ松)、『鬼滅の刃』(冨岡義勇)、『呪術廻戦』(夏油傑)、FINAL FANTASY VII REMAKE』(クラウド・ストライフ)、など人気作に多数出演しながらも、SNSを一切やらず謎に包まれた47歳アナ…

少女を埋める 桜庭一樹著 文藝春秋 2022年

2021年2月、7年ぶりに声を聞く母からの電話で父の危篤を知らされた小説家の「わたし」は、最期を看取るために、コロナ禍下の鳥取に帰省する。なぜ、わたしの家族は解体したのだろうか?――長年のわだかまりを抱えながら母を支えて父を弔う日々を通じて、わたし…

松島みのりさん

ネットで訃報を知りました。 何といっても『キャンディ・キャンディ』、キャンディス・ホワイト・アードレー。(←何故かフルネームで出てくる) 今にして思うと凄い話だったよなぁ、「最初に出会ったのが運命の相手」が定石の少女漫画で(最終的にはそれを崩…

琥珀の夏 辻村深月著 文藝春秋 2021年

大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。 かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士…

薔薇のなかの蛇 恩田陸著 講談社 2021年

変貌する少女。呪われた館の謎。 「理瀬」シリーズ、17年ぶりの最新長編! 英国へ留学中のリセ・ミズノは、友人のアリスからソールズベリーにある「ブラックローズハウス」と呼ばれる薔薇をかたどった館のパーティに招かれる。そこには国家の経済や政治に大…

怖ガラセ屋サン 澤村伊智著 幻冬舎 2021年

連作短編集。 ネタばれになってるかも、すみません; 第一話 人間が一番怖い人も 「俺」も妻も、幽霊より人間が怖い、と思っている。ある日会社の後輩が婚約者を連れて遊びに来た。怪談ライブで知り合ったという二人、試しにと語り始めた内容は、とある学習…

アニメ『平家物語』見ました。

ここまで平家側に寄り添った『平家物語』があったかなぁ。…と言えるほど他の関連作品を知っている訳ではありませんが。でも、維盛を臆病者とせず、繊細として描いたのは驚きでした。栄華を極めた故に、逆境に弱かった平家の子供たち。現代の、平和に慣れた目…

博多さっぱそうらん記 三崎亜紀著 角川書店 2021年

博多VS.福岡、100年以上にわたる因縁の対決が令和の時代に再燃!? 生粋の博多っ子のかなめは、高校時代に片思いをしていた博と再会。しかし博はアンチ博多人間になっていた! 原因はどうやら、高校時代のかなめの言動にあるらしい。 商店街のセール催事「せい…

御坊日々(ごぼうにちにち) 畠中恵著 朝日新聞出版 2021年

時は明治20年、浅草の東春寺の僧 冬伯にまつわる連作短編集。廃仏毀釈の折に死んだ師僧について迫っていく。 ネタばれになってるかも、すみません; 色硝子と幽霊 廃仏毀釈で廃寺になった浅草東春寺を、かつてこの寺で修行していた冬伯は、相場で儲けた金で…

臨床の砦 夏川草介著 小学館 2021年

緊急出版!「神様のカルテ」著者、最新作「この戦、負けますね」敷島寛治は、コロナ診療の最前線に立つ信濃山病院の内科医である。一年近くコロナ診療を続けてきたが、令和二年年末から目に見えて感染者が増え始め、酸素化の悪い患者が数多く出てきている。…

「大家さんと僕」と僕 矢部太郎ほか著 新潮社 2019年

デビュー作がいきなりのベストセラーとなった矢部さん=僕は、予想外の出来事に次々と巻き込まれます。手塚治虫文化賞受賞、殺到する取材依頼、憧れの方との対談、そして……。 ちばてつや、里中満智子、秋本治、糸井重里ら豪華執筆陣のイラストやメッセージも…

残月記 小田雅久仁著 双葉社 2021年

月にまつわる短中編。 ネタばれになってるかも、すみません; そして月がふりかえる 私立大学の社会学部に准教授の職を得て、大槻高志は漸く詩織と結婚した。子供にも恵まれ、月一回の外食を楽しみにしている。だが今夜、いつものレストランで、妻も子供たち…