読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

あつかったらぬげばいい ヨシタケシンスケ著 白泉社 2020年

「ヘトヘトにつかれたら」 「ふとっちゃったら」 「だれもわかってくれなかったら」 「せかいがかわってしまったら」…。 子ども、大人、おじいちゃんのさまざまな疑問に痛快に答える!大人も子どもも楽しめる、ヨシタケ式心を緩める絵本。くすっと笑えて気持…

水木一郎さん

闘病中だとは聞いていました。快復を願っていたのですが。 物心ついた頃には、もうお聞きしていた声でした。 アニメや特撮がまだ下に見られていた時代を、こつこつ積み上げられてこられた方のお一人。不快な目にあわれたこともあっただろうに、明るくパワフ…

櫻子さんの足下には死体が埋まっている 櫻花の葬送 太田紫織著 KADOKAWA 2021年

シリーズ最終巻。 ネタばれあります、すみません; 蝶は聖夜に羽ばたく・後 第肆骨 神居古潭の洞窟で、好美に襲われて重傷を負った千葉。櫻子と正太郎は好美を説得し、彼女を追わない代わりに千葉を助けるよう取引する。正太郎の機転もあってスムーズに救急…

爆笑問題 with タイタンシネマライブ#77に行ってきました。

12月9日(金)、「タイタンライブ」の生中継を見てきました。 銀座時事通信ホールで開催されるお笑いライブ「タイタンライブ」を各地TOHOシネマに生中継、スクリーンで鑑賞するシネマライブ。 今回もTOHOシネマ梅田本館にて鑑賞です。 出演は まんじゅう大帝…

営繕かるかや怪異譚 その参 小野不由美著 角川書店 2022年

シリーズ3冊目。連作短編集。 これぞ怪談文芸の最高峰! 怖ろしくも美しい。哀しくも愛おしい。 建物で起こる怪異を解くため、営繕屋は死者に思いを巡らせ、家屋に宿る気持ちを鮮やかに掬いあげる。 我が家は安心……だから危うい。 (帯文より) 待ち伏せの岩…

首取物語 西條奈加著 徳間書店 2022年

連作短編集、になるのかな。 ネタばれあります、すみません; 第一話 独楽の国 記憶のないまま、少年はそこにいた。覚えているのは「おふう」という名のみ、切り立った崖に挟まれた小道で、そこにいる男から何度も何度も握り飯を引ったくり続けている。何十…

箱庭の巡礼者たち 恒川光太郎著 角川書店 2022年

連作短編集。 箱の中の王国 洪水の後、拾った黒い箱の中には小さな世界があった。塔があって城があって森があって、竜や吸血鬼が住んでいる。その世界の観察に夢中になる「ぼく」内野陽。共有するのは同級生の絵影久美。家庭に問題を抱える彼女は、やがて、…

名もなき本棚 三崎亜記著 集英社文庫 2022年

掌編集。ネタばれあります、すみません; 日記帳 ある日、アパートの郵便受けに入っていた分厚い日記帳。今まで五人の女性が書き継いで来たらしい。そして、自分も自分の日常を綴り始める。次の人に渡すその日まで。 部品 咳き込んだ瞬間、何かの部品が自分…

フィールダー 古谷田奈月著 集英社 2022年

ネタばれになってるかもしれません、すみません;迎え撃て。この大いなる混沌を、狂おしい矛盾を。「推し」大礼賛時代に、誰かを「愛でる」行為の本質を鮮烈に暴く、令和最高密度のカオティック・ノベル! 総合出版社・立象社で社会派オピニオン小冊子を編集…

梁田清之さん

ネットで訃報を知りました。まだそんなお年じゃないのに。 『スラムダンク』のゴリこと赤木役として紹介されている記事が多かった気がしましたが、私の中で一番に思い付くのは、『鎧伝サムライトルーパー』の鬼魔将朱天です。この作品は、本当に夢中になった…

たんぽぽ球場の決戦 越谷オサム著 幻冬舎 2022年

「ブンブン振って、ドタドタ走って、ポロポロ落として、でも最後まで、本気で勝ちに行きましょう!」 かつて「超高校級」ともてはやされたピッチャーだった大瀧鉄舟は肩を壊して野球の道をあきらめ、人生そのものが停滞したまま20代半ばを迎えてしまった。そ…

おもろい以外いらんねん 大前粟生著 河出書房新社 2021年

お笑いコンビ Aマッソの加納さんが『アメトーーク!』で紹介されていた一冊。 ネタばれになってるかも、すみません; 幼馴染の咲太と滝場、高校で転校してきたユウキの仲良し三人組。滝場とユウキはお笑いコンビ<馬場リッチバルコニー>を組み、27歳の今も…

よろずを引くもの お蔦さんの神楽坂日記 西條奈加著 東京創元社 2022年

シリーズ4冊目。神楽坂で履物屋を営む元芸妓のお蔦さんと、その孫で高校生の望の周りで起こる出来事を描いた連作短編集。 よろずを引くもの 神楽坂商店街で、万引きの被害が多発している。対応策もままならない中、犯人を引き留めようとして、和菓子屋「伊万…

怪談小説という名の小説怪談 澤村伊智著 新潮社 2022年

短編集。ネタばれあります、すみません; 高速怪談 東京から大阪まで、自動車に乗りあって帰省することになった。ほぼ初対面の四人で夜中の高速道路を走り、うちの一人が「女性の顔が浮かんだ」とイラストをしたためたことから、怪談に花が咲くことに。それ…

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙Ⅷ   支倉凍砂著/文倉十イラスト  メディアワークス電撃文庫  2022年

シリーズ8冊目。ネタばれあります、すみません; いがみ合う王子たちを馬上槍試合をもって仲裁したコル。ウィンフィール王国内での争いが終息したのも束の間、コルたちの前に使者が現れる。使者の目的は八十年ぶりに開催される公会議に、“薄明の枢機卿”の出…

鬼平犯科帳[決定版]3 池波正太郎著 文春文庫 2017年

シリーズ3冊目。1975年発刊の文庫本の新装版。 ネタばれあります、すみません; 麻布ねずみ坂 〔土蜘蛛の万五郎事件〕以来、長谷川平蔵は中村宋仙に指圧に来て貰っている。中村宋仙には京都に置いてきた女 お八重がいた。大坂の香具師の親分 白子の菊右衛門…

鬼平犯科帳[決定版]2 池波正太郎著 文春文庫 2017年

1975年出版分の新装版。 ねたバレあります、すみません; 蛇の眼 〔さなだや〕でそばと天麩羅を食べていた長谷川平蔵は、先客の男をどうもあやしい、と感じる。果たして彼は大盗 蛇(くちなわ)の平十郎だった。 平十郎の次のねらいは〔道有屋敷〕、先年まで…

くみたて 田中達也作 福音館書店 2022年

海外でも大人気、Instagramのフォロワー数350万(2022年2月現在)のミニチュア写真家・見立て作家 田中達也による初めての絵本。 身近なものをミニチュアの視点で見立てたユーモアあふれる作品を毎日発表している田中達也が、子どもたちに向けて絵本を描きおろ…

月の影 影の海 上下 十二国記 小野不由美著 講談社X文庫ホワイトハート 1992年 

「あなたは私の主(あるじ)、お迎えにまいりました」 学校に、ケイキと名のる男が突然、現れて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇か…

紅だ! 桜庭一樹著 文藝春秋 2022年

異国情緒あふれる新大久保に構える「道明寺探偵屋」。真田紅は、事務所に飛び込んで来た少女ハイタカこと冴木雛月にボディガードを依頼される。 同じ頃、相棒の黒川橡は公安の藤原から、偽札事件の調査を頼まれていた。最初は断るつもりだったのに、知り合い…

爆笑問題 with タイタンシネマライブ#76に行ってきました。

10月14日(金)、「タイタンライブ」の生中継を見てきました。 銀座時事通信ホールで開催されるお笑いライブ「タイタンライブ」を各地TOHOシネマに生中継、スクリーンで鑑賞するシネマライブ。 今回もTOHOシネマ梅田本館にて鑑賞です。梅田会場続くのね、よ…

ビブリア古書堂の事件手帖Ⅲ ~扉子と虚ろな夢~ 三上延著 メディアワークス文庫 2022年

シリーズ10冊目。ネタばれあります、すみません; 古書店 虚貝堂の跡取り息子 杉尾康明が亡くなった。個人的な古書コレクションが千冊ほどあったらしいが、父親である店主 杉尾正臣は全て売り払うという。康明の別れた妻 樋口佳穂は、息子にも相続の権利はあ…

白昼夢の森の少女 恒川光太郎著 角川ホラー文庫 2022年

恐怖と哀しみがまじりあう、恒川光太郎を味わう短編集。 異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた11の白昼夢。人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは(「白昼夢の森の少女」)。巨大な船に乗り込んだ者は、歳をとらず、時空を超え…

山脇百合子さん

ネットで訃報を知りました。 日本の子供で、この方のお世話になってない人はいないんじゃないかしら。 『ぐりとぐら』の美味しそうなケーキ、『いやいやえん』への密かな共感。あのかわいらしい挿絵があってこそ。 うちにあったのは『らいおんみどりのにちよ…

物語のものがたり 梨木香歩著 岩波書店 2021年

『秘密の花園』の主人公はなぜ憎たらしく描かれたのか。『赤毛のアン』の作者モンゴメリは、グリン・ゲイブルスという場所に何を託したのか。児童文学の名作を読み解き、いぬいとみこ、石井桃子、村岡花子、ビアトリクス・ポターら先人たちの仕事の核心に迫…

MINIATTERE TRIP IN JAPAN 田中達也著 小学館 2019年

ミニチュア写真家・田中達也、珠玉の写真集Instagramのフォロワー200万人を抱えるミニチュア写真家の田中達也氏。自身のSNS「MINIATURE CALENDAR」で1日1点公開している作品は、身近な日用品を全く別の何かに見立てたユーモアたっぷりのアートとなっています…

パーマネント神喜劇 万城目学著 新潮社 2017年

連作短編集。 ネタばれあります、すみません; はじめの一歩 縁結びの神様に、「まず、はじめに」という口癖を封じられた篠崎肇。おかげで今までの、順序立てているようで実は優柔不断だった行動が、行き当たりばったりになってしまった。おかげで日々新しい…

「十二国記」30周年記念ガイドブック 新潮社 2022年

歴史を塗り替えた大河物語「十二国記」の30年史を辿る!1991年に新潮文庫の一作として発表された『魔性の子』は、その後、「十二国記」シリーズの「はじまりの物語」となり未来に繋がる————。30年の時を経て、初版3万部で始まった一冊が、《完全版》全10点15…

炉辺の風おと 梨木香歩著 毎日新聞出版 2020年

他の誰でもない、自分の生を生きていく。 大転換の時――八ケ岳での山小屋暮らし、鳥や植物、小動物との交流から〈新たな日常〉を探る地球視線エッセイ。 毎日新聞「日曜くらぶ」連載の単行本化。 (出版社紹介文より) 前半に書かれたM教授邸の話に覚えがあっ…

タイム・リープ あしたはきのう 高畑京一郎著 メディアワークス 1995年

ネタばれになってるかも、すみません; 鹿島翔香。高校2年生の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失している事に気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えの無い文章があった。“あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい………