読書 作家別た行
巣鴨の治療院で受付のパートをする主婦の祝子は、人のオーラが「視える」からこそ巷に流布するスピリチュアルの類を信じていない。いんちきだとわかってしまうからだ。しかし夫 信二の不貞行為に気付いた日、歌舞伎町のある占い師に自身の能力を見抜かれ驚く…
連作短編集。 松虫通のファミリア 妻の遺志に従ってピアニストにするつもりだった一人娘 春美は、漫才師になると言って家を出て行った。それから十数年。震災に巻き込まれて死んだ娘の忘れ形見を引き取りに、吾郎は娘の元相方ヒデヨシを訪ねる。妻が娘のため…
シリーズ14冊目。 ネタバレになってるかも、すみません; case.1 ダンサーとナワラタナ 10月の終わり。みのると正義、リチャードが暮らす部屋にヨアキムが押しかけて来た。本人は否定するが、ジェフリーとの関係に蟠りがあるらしい。 みのるは自身の将来につ…
世界を敵に回してもあいつだけは味方!どんなコンテンツからも二人組を見つけて愛でる私たち。逃げ恥、ハガレン、あぶ刑事…恋愛より上位の特別な関係性を徹底解剖!世界を敵に回してもあいつだけは味方!そんな関係の魅力を解き明かす! (出版社HPの紹介文…
「辻村さんは大人なのに、どうしてこんなにぼくたち子どもの気持ちがわかるんですか」学校生活、出会いと別れ、読むこと、書くこと――あの時、のみこんだひと言。いま感じている気持ち。その言葉はいつか必ず、あなたを助けてくれる。辻村深月が自らの体験を…
『涼宮ハルヒ』シリーズ13冊目。ネタばれになってるかも、すみません; 「勇者ハルヒよ」気づけば王宮にいた俺たちは王様から邪悪な魔王を倒すよう依頼され――って、ちょっと待て、この『世界』は何なんだ? わけが解らないまま朝比奈さんの魔法が炸裂して任…
『あきない正傳』シリーズ、番外編その2。 第一話 暖簾 明和九年(1772年)「行人坂の大火」の後。大坂の五鈴屋高島店八代目店主周助のもとに、紙屋 伊吹屋店主の文伍と名乗る男が訪ねてきた。用件は金の融通の依頼、文伍の息子 貫太は実は智蔵の忘れ形見だ…
シリーズ13冊目。 case.1 小旅行とビカリア 五月、正義の運転でみのる、良太、真鈴の三人は岡山のビカリアミュージアムへ。案内してくれたのは正義の友達だという谷本晶子さん。化石掘りを楽しむみのる達に対し、真鈴はどうやら正義と谷本さんの関係が気にな…
本にまつわる短編集。 ネタばれになってるかも、すみません; ハンノキのある島で 世界中で「読書法」が施行された世界。新刊の寿命は六年、よほどの名作と万人に認められない限り、廃棄されてしまう世界。作家の久子は、とある人物を訪ねて町中を歩く。自分…
書下ろし短編収録!! 辻村深月作品を生み出す裏側、教えます。 書き下ろし短編、宮部みゆき・伊坂幸太郎との特別対談、全作品解説インタビュー――唯一無二の小説を生み出し続ける辻村深月の裏側を徹底解剖。ファン必読の1冊、誕生! (出版社紹介分より) 辻…
連作集。ネタばれ…になるのかな、あります、すみません; 走無常 クロネコ、キジネコを連れた育ちのよさそうな少年が一人、関東地方のとある都市に降り立った。その地方の教育委員長を務めた人物が、死後蘇り、その後精力的に政界に乗り出そうとしているとい…
シリーズスピンオフ。この作品をお好きな方は、この記事を読まない方がいいと思います、すみません; ネタばれあります。 第一話 風を抱く 大坂五鈴屋を出奔した惣次は、両替商井筒屋に客あしらいを見込まれ、婿養子に望まれる。娘の名は雪乃、結婚当初は魯…
理にかなったものは美しい25個の生活道具とそこに隠されたブツリをひも解く、風変わりで、やさしい、物理学の入門書。 身の回りのものはすべて自然の原理や法則のもと成り立っています。役に立たないと思われがちな中学・高校で習うブツリが、 実はさまざま…
連作短編集。ネタばれになってるかも、すみません; ファウストの苔玉 大阪、奈良、和歌山にまたがる深い山の中、紅滝と呼ばれる美しい滝がある。その昔、美しい姫が若武者に置き去りにされたという伝説があり、今も立冬の日に姫を祀る滝祭りを行う。 5年前…
ネタばれになってるかも、すみません; 2020年から2021年にかけての出来事。 溪本亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限され、楽しみにしていた合宿も中止。生徒だけで代々続けて…
日本ファンタジーノベル大賞2023 大賞受賞作。 ネタばれあります、すみません; 燿の国の山奥の小村 楽嘉村にて。類稀なる舞手 景はたまたま村を訪れた太上神官・超魏に見出され、首都 嶺陽の夢望宮へ召し上げられた。彼女と夫婦になる約束をしていた童樊は…
七百以上の城を陥し「神人」と畏怖された不敗の男。「海に沈む夕日を見たい――」モンゴル軍を率いた漢人武将は、たった一つの夢を叶えるために地の涯を目指す。歴史に埋もれた智勇兼備の名将の一生を描く! 中国史上ただひとり、陸路で地中海に達した武将がい…
詐欺にまつわる短編集。 ネタばれになってるかも、すみません; 2020年のロマンス詐欺 山形から東京の大学に進学した加賀燿太。だがコロナ禍で授業はなく、食堂を営む両親からの仕送りは減って、なのにバイトも決まらない。そんな時、地元の幼馴染みからバイ…
シリーズ12冊目、第三部開幕。 ネタばれになるのかな、すみません; case,1 少年と螺鈿細工 中学一年生の霧江みのるは、ジャングル屋敷と呼ばれる空き洋館の隣の、小さな家に住んでいる。母は病がちで みのるが中心になって生活をやりくりする日々、ある日つ…
シリーズ最終巻。 ネタばれあります、すみません; 吉原の衣装競べで、芸で身を立てようとしている歌扇をモデルとして選んだ五鈴屋。煌びやかに着飾る花魁を相手に、菊栄の笄と黒の紋付で江戸っ子の心を掴み、一位と二票差の二位まで追い上げた。観客の反響…
連作短編集、になるのかな。 ネタばれあります、すみません; 猫どろぼう猫 上田羽矢子は三年前から空き巣に入るようになった。公園近くの家に泥棒に入った帰り、いきなり老人に襲われる。 老人はかつて狐谷というところで、子供を化物に喰われたのだとか。…
ネタばれあります、すみません; バラが咲き乱れる家で、新進気鋭の建築家・青川英樹は育った。「バラ夫人」と呼ばれる美しい母 恭子。ダムと蕎麦が好きな仕事人間の父 誠一。母に反発して自由に生きる妹 玲子。英樹の実家はごく普通の家族のはずだった。だ…
連作短編集。 箱の中の王国 洪水の後、拾った黒い箱の中には小さな世界があった。塔があって城があって森があって、竜や吸血鬼が住んでいる。その世界の観察に夢中になる「ぼく」内野陽。共有するのは同級生の絵影久美。家庭に問題を抱える彼女は、やがて、…
海外でも大人気、Instagramのフォロワー数350万(2022年2月現在)のミニチュア写真家・見立て作家 田中達也による初めての絵本。 身近なものをミニチュアの視点で見立てたユーモアあふれる作品を毎日発表している田中達也が、子どもたちに向けて絵本を描きおろ…
恐怖と哀しみがまじりあう、恒川光太郎を味わう短編集。 異才が10年の間に書き紡いだ、危うい魅力に満ちた11の白昼夢。人間の身体を侵食していく植物が町を覆い尽くしたその先とは(「白昼夢の森の少女」)。巨大な船に乗り込んだ者は、歳をとらず、時空を超え…
ミニチュア写真家・田中達也、珠玉の写真集Instagramのフォロワー200万人を抱えるミニチュア写真家の田中達也氏。自身のSNS「MINIATURE CALENDAR」で1日1点公開している作品は、身近な日用品を全く別の何かに見立てたユーモアたっぷりのアートとなっています…
ネタばれになってるかも、すみません; 鹿島翔香。高校2年生の平凡な少女。ある日、彼女は昨日の記憶を喪失している事に気づく。そして、彼女の日記には、自分の筆跡で書かれた見覚えの無い文章があった。“あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい………
しがない日本画家の竹井清秀は、妻子を同時に喪ってから生きた人間を描けず、「死体画家」と揶揄されていた。ある晩、急な電話に駆けつけると、長らく絶縁したままの天才料理人の父、康則の遺体があり、全裸で震える少女、蓮子がいた。八歳の少女を、十一年…
田中芳樹、新シリーズ…になるのかな。 ネタばれになってるかも、すみません; 舞台は1905年。ジョセフ・アーネスト・フィッツシモンズはケンブリッジ大学卒の24歳、英国貴族、准男爵(バロネット)。惚れっぽいのと金銭感覚のずぼらさが玉に瑕、インド人のゴ…
負けを味わった奴だけが売れる――。笑いに救われた男が熱く語るお笑い考察。 次々と後輩に追い抜かれて酒と競馬に明け暮れた加藤浩次が掴んだ思考法、長い下積みを経て今売れまくるオードリーの瞬発力、爆発的ブレイクのかまいたちが覚醒した理由――。どん底か…