読書 アンソロジー等
アンソロジー集。ネタばれあります、すみません; 水族 宇佐美まこと 水族館に佇む「私」麻里。結婚の決まっていた恋人卓哉の事故を目の前で見てしまった。麻里は、水族館に勤める亮が、卓哉の車に細工したのではないかと疑っている。裕福な故に大らかで無神…
イヤミスアンソロジー集。 ネタばれあります、すみません; パッとしない子――辻村深月 松尾美穂は小学校の美術教諭で、今をときめくアイドルグループ『銘ze』の一員 高輪佑の弟を担任したことがある。佑自身も教科で教えたことがあったが、兄弟のどちらも印…
歴史を塗り替えた大河物語「十二国記」の30年史を辿る!1991年に新潮文庫の一作として発表された『魔性の子』は、その後、「十二国記」シリーズの「はじまりの物語」となり未来に繋がる————。30年の時を経て、初版3万部で始まった一冊が、《完全版》全10点15…
短編集。 ネタばれになってる気がします、すみません; 五分間の永遠 乙一 ギャンブル好きの親父のために金に汚くなった「おれ」は、同級生の村田ツトムに、5分間だけ友達の振りをしてくれと頼まれた。報酬は500円。おれは彼の母親の前で数度、友達を演じて…
文正草子 真面目に勤めていたのに大宮司殿にクビにされた文太。塩焼きをして働くうち大金持ちになったが、子が産まれない。鹿島大明神に参拝して願をかけ、美しい女の子二人を授かった。だが、この二人はどの縁談にも首を縦に振らない。噂ばかりが先に立ち、…
コロナ禍の奇跡ーー2020年4月1日以降の日本を舞台にした連載企画Day to Day。100人の作家による物語とエッセイが一冊にまとまった、珠玉の1冊! (出版社紹介文より) 4月1日から7月9日まで、作家が一日一人ずつ、一作品を書いたショートストーリー。作家さ…
アンソロジー集。 夫の余命 / 乾くるみ 病院の屋上から飛び降りながら、田ノ本美衣は回想する。余命宣告を受けてからの夫との日々、日々瘦せていく夫との短い結婚生活を。 崖の下 / 米澤穂信 スキー場で、コース外を滑っていたスノーボーダー二人の男性が…
ミステリー、ファンタジー、ホラー、青春小説、SF……多彩なジャンルを縦横無尽に越境し、幅広い年代から愛される恩田陸の作品世界を徹底特集。書き下ろし小説、未収録エッセイ他収録。 (出版社HPより) 恩田陸作家生活30年を記念したムック本。 これは楽しい…
12月11日(金)、「タイタンライブ」の生中継を見てきました。 銀座時事通信ホールで開催されるお笑いライブ「タイタンライブ」を各地TOHOシネマに生中継、スクリーンで鑑賞するシネマライブ。 私はTOHOシネマなんば別館にての鑑賞です。コロナ第三波でどう…
江戸の料理や菓子をめぐる短編六作を収録した、時代小説アンソロジー。 餡子は甘いか 畠中恵 『しゃばけ』シリーズより。 老舗菓子屋安野屋に奉公している栄吉。相変わらず餡子はどうしても焦がしてしまう。管理を任された倉の中、砂糖の量の変化に気付いた…
誰もが知るあの人気作品に出演している超豪華ベテラン声優50名のインタビューを、大ボリュームで掲載。大人気アニメのオーディションやアフレコ秘話、共演者とのエピソードなど、ここでしか聞けない貴重な秘話も満載。 「なぜ“声優”になったのか?」「声優に…
〈怪異〉をテーマにした短編アンソロジー。 曇天の店|恩田陸出張で訪れた北陸の古い門前町にて。ふらりと入った和食屋の主人が語る。この地で起こったフェーン現象のこと、この地方では「カワケ」と呼んで「出入口を開けるな」と伝えられていること。 わた…
本来、目に見えないはずの幽霊―しかしこれまで日本人は、それを文学作品や映像コンテンツによって描いてきた。 「幽霊」という言葉の意味は時代によって変遷し、それはときに現代人の多くが想像するものと大きく異なる。人びとは幽霊をどう感知し、それを表…
読書家にして稀代の竹林愛好家として知られる森見登美彦が、今いちばん読みたいテーマで、いちばん読みたい作家たちに「お願い」して、奇跡のようなアンソロジーができました。そりゃあ、「美女と竹林」がテーマになるでしょう! 読みまどい、辿りつけ。きっ…
四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて 村上春樹 四月のある晴れた朝、原宿の裏通りで僕は僕にとって100パーセントの女の子とすれ違う。僕はどんな風に話しかけたらよかったんだろうか。 誕生日休暇 角田光代 誕生日休暇、周囲に流…
『太陽の塔』『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』そして最新作『熱帯』―― 唯一無二の小説世界を築き上げてきた森見登美彦、初の総特集! デビュー15年、創作の秘密に迫る永久保存版。 キュートなSFあり、怪談ありのバラエティ豊かな短篇3作をはじめ、著者…
チョコレートにまつわる短編集。 プラリネ 櫻川さなぎ 陸上部をサボってチョコレートカフェに通う倫子。理由はそこに勤めるショコラティエが、姉の元恋人だったから。姉に代わって別れの理由を問い詰める、きっと浮気が原因だからその現場を押さえる、と息巻…
谷崎文学に登場するヒロインの着物姿を再現! 同時代に描かれた挿絵も同時掲載。岩田専太郎が描く「ナオミ」の着物、小倉遊亀の描く「細雪」幸子の着物――挿絵と本物の着物の美の饗宴! (内容紹介より) 表紙のアンティーク着物に目を惹かれて借りてみました…
ホラー短編集。ネタばれになってるかも、すみません; 色とりどりの恐怖をどうぞ召し上がれ。 あのとき、目をそらしていたら。でも、もはや手遅れ。あなたはもとの世界には二度と戻れない。恐怖へ誘うのは、親切な顔をした隣人、奇妙な思い出を語り出す友人…
『クララ白書』『なんて素敵にジャパネスク』『海がきこえる』『銀の海 金の大地』 ――没後10年、愛され読み継がれる小説家・氷室冴子の軌跡と魅力に迫る、総特集! (出版社HPより) これは珍しく購入しました。 ネットで発売されているのを知り、どんな内容…
アンソロジー集。 人・で・なし 宮部みゆき 協調性のまるでない後輩が辞めた日、「僕」は居酒屋で先輩と酒を飲んだ。流れのまま、「僕」は中学生だった頃に遭遇した<人でないもの>について語り始める。宝くじの当選金を元手に手に入れたマイホームのこと、…
これからフシギな裁判が始まろうとしている。 被告人は、友人のキリギリスを見殺しにした『アリとキリギリス』のアリ。 自分の舌を切ったおばあさんを殺そうとした『舌切りすずめ』のすずめ。 そして、地上に帰ると別れを切りだした浦島を殺そうとした『浦島…
テーマは「名探偵」。新本格ミステリブームを牽引したレジェンド作家による書き下ろしミステリ競演。 ファン垂涎のアンソロジーが誕生! (出版社HPより) 水曜日と金曜日が嫌い ――大鏡家殺人事件―― / 麻耶雄嵩 木枯らし吹きすさぶ山林で遭難しかけた「私」…
端正な作品で知られる作家と多文化を生きる類い稀なる文筆家。二人の対話はこの星を駆けめぐり……。 『図書』の好評連載を単行本化。 ロンドンで働くムスリムのタクシー運転手やニューヨークで暮らす厳格な父を持つユダヤ人作家との出会い、カンボジアの遺跡…
アンソロジー集。 ネタばれになってるかな、すみません; 有川浩 『猫の島』 『アンマーとぼくら』番外編。 猫の写真の依頼を受けたカメラマンの父。父と、父の再婚相手晴子さんと共に、ぼくは猫の島竹富島に向かう。そこは父と晴子さんの思い出の地であり、…
「かんにんしてくれ給へ どうしても書けないんだ……」 「鉛筆を何本も削ってばかりいる」 追いつめられて苦しんだはずなのに、いつのまにか叱咤激励して引っ張ってくれる……〆切とは、じつにあまのじゃくで不思議な存在である。 夏目漱石から松本清張、村上春…
兵庫県立歴史博物館の平成28年度夏季特別展「立体妖怪図鑑―妖怪天国ニッポンPartⅡ―」の展示図録。 お化け屋敷の人形からフィギュアまで。妖怪立体造形に焦点を当てて紹介。 近代、人形のコレクターが出現したことで立体造形物への感覚が変容し、様々な形で妖…
名だたる本格ミステリの書き手があなたを仰天させる! ミステリには不可欠のラストの驚き、どんでん返し。 6人の作家が自作から「これは」というどんでん返し作品を自ら選び、読者に届けます。どうぞみなさん、だまされてください。 (内容紹介より) 再生 …
ほんとうに面白い、ぜひ読んでおくべきとっておきの名作・傑作・衝撃作を教えます。小説家、評論家、マンガ家etc.が、全国の中高生に薦めるマンガガイドの決定版! さあ広大なマンガの荒野へ! ■29人の推薦文のタイトルは以下の通り。 年代やジャンルを問わ…
上橋菜穂子、荻原規子、佐藤多佳子。 三人の物語の秘密が解き明かされる! ? 〈守り人〉シリーズ、『獣の奏者』、『西の善き魔女』、『RDG レッドデータガール』、『一瞬の風になれ』、『シロガラス』… 当代きっての物語の書き手でありまた読み手でもある3人…