読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

昔話法廷 Season2 NHK Eテレ「昔話法廷」制作班 編 オカモト國ヒコ原作 イマセン法律監修 金の星社 2017年

 これからフシギな裁判が始まろうとしている。
 被告人は、友人のキリギリスを見殺しにした『アリとキリギリス』のアリ。
 自分の舌を切ったおばあさんを殺そうとした『舌切りすずめ』のすずめ。
 そして、地上に帰ると別れを切りだした浦島を殺そうとした『浦島太郎』の乙姫。
 昔話の登場人物たちを、現代の法律で裁く「昔話法廷」開廷!               (表紙折り返しより)

 おなじみの昔話を現代の法廷で審議。あなたが裁判員ならどうする? 裁判員制度を考える話題のNHKEテレの番組を小説化。
 裁判員制度を考える中高生向きの番組ながら、その意外性とシュールさが大人の間で話題となりSNSでも議論が飛び交った話題の番組を、小説で完全再現。番組は視聴者に考えてもらうという意図のため結審するところで終わるが、書籍にはその後の裁判員による評議のシーンを新たに追加しています。     (紹介文より)


 最初のシリーズはTVで見ました。『三匹の子豚』と『かちかち山』、『白雪姫』でしたっけ。いつのまにやら第2シリーズ作られてたんだ、と言う訳で書籍の方を借りてみました。
 元々 民話や童話、昔話の類は好きです。そのパロディも大好物。と言う訳で楽しくは読んだのですが、私の好みど真ん中からはちょっと外れてました。
 いや何か、元の話そのままじゃないんですよね、余分な設定が色々ついてくる。乙姫様が妊娠してたとかすずめの歌手デビューが決まってたとか。いやそこは昔話のままでよかったんじゃないかなぁ。このお話はこういう角度から見ることもできるんですよ、って言う提示でよかったんじゃないかしら。面白かったことは面白かったんですけどね。