島田研の弟分同士であり、ライバルである二人の白熱の対局――獅子王戦・決勝トーナメント…零VS二海堂戦!!奇策と取れるような手を繰り出す零に対し、あくまでも堅実に正攻法を行く二海堂。熱すぎる勝負の行方は、果たして…!? そして師である島田は――。 一…
12月8日(金)、「タイタンライブ」の生中継を見てきました。 銀座時事通信ホールで開催されるお笑いライブ「タイタンライブ」を各地TOHOシネマに生中継、スクリーンで鑑賞するシネマライブ。 今回もTOHOシネマ梅田本館にて鑑賞です。 出演は まんじゅう大帝…
『金春屋ゴメス』シリーズ3冊目。ネタばれになってるかも、すみません; 江戸国からの阿片流出事件について、日本から査察が入った。メンバーは大御所議員の印西茂樹を団長として、ゴメスを敬愛する科学者の名瀬、時代劇オタクのサンジープ・クマールに印西…
ネイサン・チェンが初めて明かす 金メダル獲得までの苦悩と栄光 北京五輪のフリーで5度の4回転ジャンプを決め金メダルを獲得したネイサン・チェン。その栄光の裏には、想像を絶する苦悩の日々、家族やチームとの絆があった。トップスケーターが舞台裏を語り…
十二国記シリーズ短篇集。 「夢を見せてあげよう」――しかし、荒廃と困窮を止められぬ国。采王砥尚の言葉を信じ、華胥華朶の枝を抱く采麟の願いは叶うのか。『華胥』 「暖かいところへ行ってみたくはないか?」――泰王驍宗の命で漣国へと赴いた泰麒。雪に埋も…
読者その他から「物語の種」を募集、そこから発想を広げた短編集。 第一話 SNSの猫 この半年ほど、彼女の推しは近所の保護猫カフェの一匹だった。まるでタキシードのような白黒模様、名前はずばり「タキシード仮面さま」。SNSに上がる画像に身悶えする日々、…
単行本の刊行は2013年。ネタばれになってるかな、すみません; 戦争(ピリオド)の影響と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、本を無料で貸し出すサエズリ図書館を舞台に、本を愛し本に…
挿絵はカラテカの矢部太郎さん。 認知症の進行具合を、春・夏・秋・冬の4段階に分けて、そのとき何が起こるのか?どうすれば良いのか?を多数の患者さんのエピソードを交えて描いた、心温まるエッセイ。 人生100年時代、誰もが避けられない道知っていれば、だ…
ネタばれになるのかな、すみません; 執筆期間15年のミステリ・ロマン大作『鈍色幻視行』の核となる小説、完全単行本化。「本格的にメタフィクションをやってみたい」という著者渾身の挑戦がここに結実…! 遊廓「墜月荘」で暮らす「私」には、三人の母がいる…
ネットで訃報に出くわしました。 何人もの方が言ってらっしゃることですが。 日本ファンタジーノベル大賞、第一回目に酒見賢一さんが『後宮小説』を応募していなかったら。 日本のファンタジーは今のような盛況を呈していたか。少なくとも、中華風ファンタジ…
ネタばれになってるかな、すみません; 『夜果つるところ』――作家 飯合梓のデビュー作にして代表作。妓楼の中で暮らす、三人の母親を持った子の物語は、映像関係者を惹き込んだ。三度映像化が具体化されて、その都度不幸な事故が起き、「呪われた映画」と囁…
ネットで訃報を知りました。 真っ先に思い出すのは勿論『奥様は魔女』のサマンサ。次は私の場合、『キャプテンハーロック』の女王ラフレシアになります。 『ジャングル大帝』のライヤ、『ガラスの仮面』の姫川歌子や『マジンガーZ』のあしゅら男爵もこの方で…
若だんなが行方不明になり、長崎屋の不運が幕を開けた。最大の窮地を乗り越えられるの!?長崎屋から妖が消えた! 最初は噺家の場久、次は火幻医師。彼らを探すため、影内に紛れ込んだ病弱若だんなは、すべて西から来た妖・以津真天の仕業だと知る。大事な友を…
シリーズ9冊目。 ネタばれあります、すみません; 狼の化身ルティアが抱えていた心の呪縛を解き、教科書を巡るアケントでの争いに終止符を打たせたコル。目的であった聖典印刷の目処も立ち、いざ公会議に向けコルたちは準備を始めるのだった。 全世界の聖職…
新聞で訃報を知りました。 翻訳物には詳しくありませんが、それでもこの方の名前は存じ上げていました。 真っ先に思い出したのはアイザック・アシモフの一連の作品、中でも特に『黒後家蜘蛛の会』。アシモフのいかにもえらそーな雰囲気を、茶目っ気たっぷり…
有馬喜兵衛、吉岡一門、宍戸某、そして佐々木小次郎。さらには――。最後の難敵との死闘を終えた宮本武蔵は吐き捨てた。今日まで剣に生きてきて、兵法というほどのものではないな。ただのチャンバラにすぎん……。直木賞作家の手で鮮やかに蘇る、数多の強敵との…
インタビュアーは山本文子氏。 全編語り下ろし、漫画家よしながふみ初のインタビュー本! 20時間超のインタビューを通して語られる、『大奥』『何食べ』へと至る幼少期からの歩みと一貫した仕事への思い、日々の生活での気づき、家族という集団に向けるまな…
ネットで訃報を知りました。 私が一城さんのお名前を意識したのは、多分 海外ドラマ『L.A.ロー 七人の弁護士』のCJラム役から。考え方の柔軟な、清濁併せ呑む、一風変わった女性弁護士さん。同性愛者で、同僚のアビーに好意を抱き、それに応えようとするアビ…
シリーズ2冊目。ネタばれになってるかも、すみません; 老舗糸問屋・嶋屋元当主の徳兵衛は、還暦を機に隠居暮らしを始めた。風雅な余生を送るはずが、巣鴨の隠居家は孫の千代太が連れてきた子供たちで大にぎわい。勢い、その騒動にも巻き込まれる。 勘七・…
ネタばれになってるかなぁ、すみません; 宮崎駿監督復帰作品。 見に行くつもりではいたのですが、のんびり構えてたら うちの近くの映画館ではいつの間にやら一日一回上映に。これは大変、と見てきました。 連想したのは梨木香歩さん。あと氷室冴子さんの初…
新卒で入った会社を1年で辞め、無気力に過ごしていた28歳の米田亜美。親戚の紹介で受けたお惣菜屋「キッチン・テルちゃん」の採用面接で、いかに「働くのがキライ」か力説した亜美だったが、店長のテルちゃんに気に入られ、アルバイトとして働きはじめる。 …
10月13日(金)、「タイタンライブ」の生中継を見てきました。 銀座時事通信ホールで開催されるお笑いライブ「タイタンライブ」を各地TOHOシネマに生中継、スクリーンで鑑賞するシネマライブ。 今回もTOHOシネマ梅田本館にて鑑賞です。 出演は しびれグラム…
連作短編集。ネタばれあります、すみません; 第一話 サエズリ図書館のカミオさん その日、上緒さんは朝から不運だった。星占いも血液型占いも最下位、せっかく作ったお弁当を忘れ、職場ではお局様に八つ当たりされた。帰りにファストフード店に寄ったら満車…
ネタばれになってるかな、すみません;子供達よ、信じるんだ。未来はいつも面白い。世界の平和のため、ダメダメ総理が獅子奮迅!? 主要国リーダーが集結する“マスターズ和平会議”に極東の小国・ピースランド首相が、まさかの遅刻。そのおかげで惨劇を免れた彼…
俳句を元に想像を広げた短編集。 枯れ向日葵呼んで振り向く奴がいる 経路図を見もせずにバスに乗ったアツコ。結婚式の日まで決まっていた婚約者は、他の女を妊娠させ、「その女と結婚する」と凛々しく告げて去って行った。その後の周囲の対応に呆れ果てるア…
シリーズ最終巻、番外編。 鶯の落とし文 糺の森で『鶯の落とし文』を探している老人に会った幸。今は亡い婚約者の、プロポーズの返事を待っているという。折も折、良鷹は骨董店『如月堂』から、曰く付きの笄を預かって来た。梅に鶯の図柄のはずなのに、鶯が…
作家にまつわる連作短編集。ネタばれあります、すみません; 幸福な作家など存在しない――山白朝子による業界密告小説。私の職業は小説家である。ベストセラーとは無縁だが、一応、生活はできている。そして出版業界に長年関わっていると、様々な小説家に出会…
シリーズ7冊目。 雛の鈴 鈴の音がする帯がある。片側は手毬、もう片側は立ち雛の刺繍。持ち主は祖母の女学校時代の同級生らしい。連絡を取ると、祖母とは関わりたくない、とけんもほろろ。彼女は母のものだった帯を忌避していた。なかなか子供が授からなか…
『まんまこと』シリーズ第9弾。 たのまれごと 旗本 羽山家から「長男に悪行がある」と相談を持ち掛けられた麻之助。だが、長男の素行を調べても何も悪い所は出て来ない。念のため次男を調べると、裕福な商家の娘との縁談が持ち上がっていることが分かった。…
登極から半年、疾風の勢いで戴国を整える泰王驍宗は、反乱鎮圧に赴き、未だ戻らず。そして、弑逆の知らせに衝撃を受けた台輔泰麒は、忽然と姿を消した! 虚海のなかに孤立し、冬には極寒の地となる戴はいま、王と麒麟を失くし、災厄と妖魔が蹂躙する処。人は…