読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

六花の勇者 2 山形石雄著/宮城イラスト 集英社スーパーダッシュ文庫 2012年

 シリーズ2冊目。
 ネタばれしてる気がします、すみません;

 「七人目」だったナッシェタニアは去ったが、ロロニアという少女が現れ、またもや七人になってしまった六花の勇者たち。ロロニア・マンチェッタは<鮮血>の聖者、治癒の力を司り、モーラとは教師と教え子の間柄、アドレットとも顔馴染みだった。
 魔神再起までのタイムリミットが迫っており、疑心暗鬼はぬぐえないまま、魔哭領の奥へと進む。するとそこへ一体の凶魔が現れ、モーラに「君には時間がない」と告げる。さらに凶魔を束ねる統率者の一体、テグネウが六花の勇者の前に突如現れた。
 自身の村の仇でもあるテグネウの出現に、アドレットは渾身の最高傑作、凶魔に対する絶対の武器<聖者の釘>を打ち込む。所がテグネウは一瞬の痙攣の後、何事もなかったかのように去っていく。絶対の武器は効かなかった。勇者たちもまた、結界の張られた安息地<永の蕾>へ向かう。
 モーラは自分の娘の命をテグネウに握られていた。娘の命を救うための条件は、期日までにテグネウを殺すこと、それが叶わなければ、自分以外の勇者を誰か殺すこと。焦るモーラに、何も知らないアドレットは提案する。<聖者の釘>が効かなかったことがどうしても納得が行かない、もう一度テグネウと出会った場所まで戻って調べ直したい。モーラは承諾し、勇者たちは二手に分かれた。だが、遅々として進まないアドレットの調査に、モーラは計画の実行を決意する。勇者の一人を殺す、という計画を。…
                                           (前半、裏表紙の紹介文を写しました)
 

 1巻目を読んだのは随分前、でも結構内容を覚えてたのは間にアニメをはさんだせいでしょうか。フレミーの声は悠木碧さんの声で聞こえましたよ(笑)。
 聖者が女性しかいない、という設定は、1巻でも語られてましたっけ?? 言葉尻を捕えての裏のかき合い騙し合い、きっとどこか逃げ道がある筈!と思いながら読みました。こういう理詰めな所は好きだなぁ。冒頭の、ハンスの死亡にはやっぱり驚きました。え、鈴村さんここで死ぬの??って(←中の人で言うなよ・苦笑;)。
 結局七人目はまだ分からないまま、古文書というか言い伝えはこれからも関係してくるのかな。で、ラストにはナッシェタニア再登場。次巻に続きます。…読むのか、私??