しゃばけシリーズ、23弾。…もうそんなになるかぁ。
なぞとき
手代の佐助が、頬や額に熊に引っかかれたような大きな傷を負っている。本人は「小鬼にやられた」と言うが、鳴屋の小さな手でできる傷ではない。事の真相を突き止めたら褒美をくれ、と言い出したのは場久、離れの妖たちもそれに乗ったと大騒ぎ。だが調べて出てきたのは、どこかの手代とどこかの店の娘の駆け落ちの噂、佐助に関係あるのだろうか。
かたごころ
料理屋小島屋の娘 お照の縁談が破談になった。いい話だと思われてたのに、何故潰れてしまったのか。お照は猫又おしろの三味線の教え子だったから、訳を聞こうと離れに呼び寄せることにしたら、「お菓子の試食」という口実がどんどん広がってとんでもない人数が集まることに。漸く聞けたお照の話では、ちょっとした兄妹喧嘩が悪い風に伝わったのだとか。その噂はどこから出たのか、何故誤解が解けないままだったのか。
こいぬくる
長崎屋に飛び込んで来た白い犬、黒い犬はどちらもまだ子供で、何故か鍵に異常に執着する。この頃巷で騒がれている盗賊団と関係があるのでは、と見抜く若だんな。だが、子犬たちの飼い主は、大店の油問屋だと判明した。大店の主人が盗みなどする筈がない。とりあえず若だんなが子犬を連れて行くと…。
長崎屋の怪談
若だんなの寝間に、若い女が現れた。兄やたちが張った結界も何のその、昼間は昼間で皆で食べようとした蕎麦が実に戻り、天麩羅は逃げ出す始末。神田のお武家たちが悪夢を見る、という噂も流れているが、場久は関わっていないという。お武家たちの悪夢と離れの怪異は関係があるのだろうか。
あすへゆく
長崎屋を辞めることになった三人の奉公人の、相談役になるよう若だんなは言いつかった。退職金を元手に袋物屋を始めようとする番頭には思いを寄せるおなごがいるようだが、そのおなごはあまりいい顔をしていない様子、もう一人の番頭は「自分が低く扱われている」とご立腹だし、故郷へ帰って茶屋を開く予定だった手代は、退職金を親元に使われて帰る場所がないという。三人を納得させられるような行く末はあるだろうか。…
前回からの新顔 以津真天や火幻が結構出てきましたね。どちらもすっかり溶け込んでのんびり暮らしている様子、若だんなの周りに居つくとみんなそうなるのね(笑)。
相変わらず美味しそうなもの満載、でも天麩羅が逃げ出すとかすると食べにくいなぁ; 顕在化する絵が描ける人物がいるのに、あんなにあっさり本だけ浄化して大丈夫なんだろうか、本人を保護するとかしなくていいのかしら。今後出て来なさそうではあるけれど。
黒白の子犬二匹の挿画は応挙の犬のようでしたね、意識してるのかな。
今回はあまり寝付かずにいられた若だんな、このまま少しずつでも丈夫になりますように(笑)。
次巻に続きます。