従軍から帰国し、ロンドンで同居人を探していたワトスンが紹介された不思議な男。アフガニスタンに行っていましたね――。初対面でそう言い当てられ、度肝を抜かれたその男こそ、怜悧な観察眼を備えた名探偵シャーロック・ホームズだった。若き日のホームズとワトスンがベイカー街221番地Bに一緒に住むことになったいきさつと、初めてふたりで取り組んだ難事件を描く記念碑的長編。今最も定評のある訳者の新訳でおくる傑作! (裏表紙紹介文より)
このお正月、NHK『100分de名著』シャーロック・ホームズの回が一挙放送されていまして。そう言えば小学生の頃読んだきりかもしれない、と手に取りました。小学生の頃には読み込みましたよ、兄からのお下がりの児童向けのハードカバーから始まって、母の蔵書の文庫本も読んだし、事件を発生順に並べてノートに書いたり、クラスメイトと合作で漫画化したり(←これは黒歴史・笑)。
結構覚えてましたね~、TV放送であらすじを見ていましたし。セリフやら状況やら、懐かしくて仕方がない。この作品ではワトスン、肩を負傷してるのよね(笑)。
幼かった私には第二部がとにかく怖くて、「あと〇日」といつの間にやら家のあちこちに書いてあったという場面は、特に強烈でした。「モルモン教」はこの作品で覚えて、後々 実生活で聞くたび、「これはあの、あれだよね、それとも別のモルモン教があるの??」と首傾げてましたっけ。逃亡途中で大きな羊を狩って…っていうのも覚えてたなぁ、どれだけ食いしん坊なんだ(苦笑;)。レストレイドとグレグスン警部、どちらもが出ていたことは忘れていました、ルーシーはフェリアの実の娘だと思ってたし。
さて、記憶があやふやなのは『恐怖の谷』や『四つの署名』もなんですよね。そちらも読み返してみようか思案中です。短編ならすぐなんですけど。
ホームズ好きだな、と改めて思い知りました。