読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ダレン・シャンⅩⅡ―運命の息子― ダレン・シャン著/橋本恵訳 小学館

 ネタばれあります、すみません。シリーズ最終巻です。
 スティーブとの最終決戦。激闘の末、スティーブにとどめを刺そうとしたダレンに、全ての黒幕の正体が明かされる。スティーブかダレンか、生き残った方が闇の帝王としてこの世界に君臨することとなる。その人物の意志に反発したダレンは運命を変えるべく、スティーブとともに川に身を投げる。…
 これはどうしたものやら…。全てを解決した、って言ったら解決したんだけど、全てを放り投げた、って見方もできるんだよなぁ。主人公が一度死ぬ、というのはいいんです。伏線は引いてあった訳だし、そこから引き上げられるのもなるほどと思いました。でも、ダレン、自分の今までを全て否定してしまうの? エバンナに連れて行かれた先があの地点だったから仕方ないと言えばそうなんだけど、それであんなにすがすがしくラストを迎えられてしまうと、何か複雑です。う~ん;