読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

封神演義 15~19巻 藤崎竜著 集英社少年ジャンプコミックス

 ゲリラ戦を挑んだ太公望と普賢真人のペアは袁天君と遭遇、だが袁天君の寒氷陣を、普賢真人はいとも簡単に粉砕する。しかし王天君の放った寄生宝貝に、太公望や普賢真人も襲われて青息吐息。だが漸く合流した韋護は敏感肌に救われて寄生を免れた。韋護は楊戩、哪吒と共に姚天君と金光聖母と相対、自らの影に襲われながらも相手を打ち倒す。だが瀕死の状態になった楊戩は妖怪の姿を露呈、そんな楊戩を王天君は通天教主の元に導く。自身の生い立ち、境遇も語りながら。
 
 実の父親・通天教主との戦いで、自ら妖怪だと告げる楊戩。それはすっかり妲己に心を抑えられていた通天教主のストレスを呼び起こし、通天教主は自滅する。巻き込まれて王天君の魂魄も封神された。一方、ついに聞仲へと目標を定め、金鰲の動力炉に向かう太公望と普賢真人。聞仲の前にいよいよ崑崙十二仙が集結、自らを犠牲にして聞仲を倒そうと試みる。だが、目的は果たせず、聞仲は傷を負いながらも崑崙教主・元始天尊の元に向かう。その頃、黄飛虎・天化親子の前に死んだ筈の王天君が現れた。
 
 元始天尊盤古旛と、聞仲の禁鞭がぶつかりあう。いよいよ元始天尊に止めを刺そうとした聞仲の前に、王天君によって黄飛虎が運ばれた。
 封神されたはずの王天君の宝貝・紅水陣の中に閉じ込められる聞仲と黄飛虎。黄飛虎は命を賭して聞仲を説得しようとするが失敗。心の支柱を失った聞仲に太公望が最終決戦を挑む。
 そして崑崙山も金鰲島も落ちた。

 聞仲が朝歌に残していた四聖は、妲己が改造した紂王に倒された。妲己に対抗するため、太公望は三大仙人の一人・太上老君の力を得ようと彼を探す旅に出る。
 漸く探し当てた桃源郷で、太上老君と面会する太公望。だが、探し当てたその人はとんでもない怠け者だった! 全てを見通し、“流れに身を委ねよ”と告げ眠り続ける太上老君に、太公望は自らも夢の中へ入り込み、宝貝 太極図を授かる。
 地上では、周軍がいよいよ朝歌へ攻め入ろうとしていた。

 巨大な歴史の分岐点―殷と周の最終決戦がついに始まった。太公望妲己の誘惑の術(テンプテーション)に苦戦するも、姜族からの援軍やスーパー宝貝・太極図により呪縛を解除。だがあくまで余裕の妲己。その笑みを裏付ける驚異の切り札とは、すっかり改造された紂王だった。一人周軍と戦う紂王の傍らで、妲己がそもそものはじまりの人々――女媧について語り始める。…


 仙界大戦終了。
 うん、どうやら連載当時は、通天教主のくだりあたりまでしか読んでなかったな。
 こうしてみると、王天君の酸性雨ってのは強力な攻撃だったんですね~。魂を分ける、という文言に『ハリーポッター』を思い出したり。
 さて、いよいよ殷周革命です。次巻に続きます。