読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

シリウスの道 藤原伊織著 文藝春秋 2005年

 主人公辰村祐介は38歳。広告代理店で営業をしている。頭は切れるが性格もキレ易い。慢性的な人手不足の中、大東電機から仕事のチャンスが舞い込む。年明けのプレゼンで競合相手に勝てば18億。ただ、辰村は素直にのめり込めない。大東電機の常務・半沢の妻は、もう二度と会わないと心に決めた幼なじみだった。そんな中、一面識もない半沢から辰村に「会いたい」と言う連絡が入る。25年前の因縁が現在に絡みつき陰を落として行く。…
 藤原伊織氏の本を読むのは初めてです。最初のうち、馴染みのない言葉が並んで読み辛かったのですが(一般企業に勤めてたらすらすらいけたと思うのですが、何しろ私、一般企業なるものに就職したことがないもので・笑)、そこさえ乗り越えたらあとは一気でした。「銀河英雄伝説」の最初の一章で挫折した人の気持ちが少しわかったような…(←え?違う?・笑)。
 個人的には25年前の事故からの派生事件より、同時並行する広告代理店の仕事内容のあれこれの方が面白かったです。って言うか脅迫文書出した動機、納得行かないし(笑)。デイトレードのさわりもわかりました。手を出そうとは思いませんが(笑)。
キャラが分かり易く立ってます。平野さんカッコいいし、戸塚くんすごくいい子。立花部長ステキ。悪役もきっちり悪役らしい。園井社長は最後にきっちり大岡裁きするし、ちょっと哀愁漂うラストもいい感じでした。