読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙Ⅷ   支倉凍砂著/文倉十イラスト  メディアワークス電撃文庫  2022年

 シリーズ8冊目。ネタばれあります、すみません;

 いがみ合う王子たちを馬上槍試合をもって仲裁したコル。ウィンフィール王国内での争いが終息したのも束の間、コルたちの前に使者が現れる。使者の目的は八十年ぶりに開催される公会議に、“薄明の枢機卿”の出席を請うものだった。
 公会議開催の真偽確認をカナンに任せ、コルとミューリは聖典印刷の計画を進めるべく、資材の確保と新大陸の情報を求めて大学都市アケントへ向かう。
 そこはかつてコルが放浪学生として過ごした街。だが、その街を二分する大騒ぎが勃発し、その中心には"賢者の狼"と名乗る人物までいた。どういうつもりなのかと身構えて対面した”賢者の狼”ルティアは、本当にミューリと同じ狼の眷属だった。遠い森で領主夫妻に可愛がられ、情愛の温かさを味わったルティアは、相続問題に悩むことになった領主の妻を弁護しようと、アケントへ教会法学を学びに来たという。
 アケントはコルのいた頃から変わらず、収賄が横行して裕福な学生が金で学位を買い、教授は私腹を肥やし、貧乏学生は写本作業等々で働かされて搾取されてる悪循環に陥っていた。だが長く続くこの問題は、今や”薄明の枢機卿”と呼ばれるコルが現れたことによって解決の道筋がつく。教会の中枢と直接かかわりを持つカナンが手を差し伸べ、書籍商ル・ロワが動く。みるみる片が付くと思われた矢先、コルとカナンが暴徒に襲われた。
 咄嗟の機転で難は逃れたものの、コルはその襲撃に違和感を抱く。もしかしてミューリは知っていたのではないか、ルティアも関わっているのではないか。コルはミューリが共鳴してしまったルティアの状況に思い至る。…   (見返しの紹介文に付け足しました)

 

 この大学都市のモデルはフランスかイタリアかドイツか、二人の旅は大陸に渡りました。ホロやミューリの仲間ルティアが新登場、なかなか切ないキャラクターです。領主の奥さんって何歳だ、今から勉強して間に合うのか、それより少しでも長く傍にいる方がいいのでは、とは読みながら思ってたんだよなぁ。奥さんの最期を看取れてたらいいんだけど。
 コルがルティアに提示した新しい生き甲斐ってのは、これで代わりになるのかしら、と首を傾げてしまいました。ベクトルが違うような気がするんですが、う~ん。
 さて、次は公会議になるのか、それはまだ先なのか。再アニメ化もされるそうで、楽しみです。前のアニメはほぼ見てないんですが、続きからなのか改めて最初からなのか。
 次巻に続きます。

鬼平犯科帳[決定版]3 池波正太郎著 文春文庫 2017年

 シリーズ3冊目。1975年発刊の文庫本の新装版。
 ネタばれあります、すみません;

 麻布ねずみ坂
 〔土蜘蛛の万五郎事件〕以来、長谷川平蔵は中村宋仙に指圧に来て貰っている。中村宋仙には京都に置いてきた女 お八重がいた。大坂の香具師の親分 白子の菊右衛門の妾だと知らず手を出して、その代わり五百両で売ってやると言われた女、そのために三年間、金を送り続けていた。なのに、ある日いきなり中村宋仙は刺客に襲われる。相手は白子の菊右衛門の手の者で、送金が途絶えたからだと言われた。

 盗法秘伝
 体を壊した平蔵は、いったん火付盗賊改方を解任された。暇ができたこの機会にと、平蔵は木村忠吾を供に連れて、京都へ墓詣でへ行くことにする。
 駿河で追われていた男女を助けた平蔵は、善八と名乗る老人に見込まれ、盗賊の跡取りにならないかと持ち掛けられた。泥棒稼業に加担した平蔵は、善八が書いた盗みの指南書〔お目あて細見〕を譲られる。

 艶婦の毒
 京都に着いた平蔵と忠吾。忠吾は一人の年増女お豊と知り合い、夢中になっている。どんな女かと調べてみた平蔵は驚いた。お豊は、平蔵が若い頃のめり込んだ女盗だったからだ。当時の捕物をすり抜け、今も盗賊の虫栗一味の一員として働いているらしい。お豊の様子をこっそり伺う平蔵は一味の男に狙われるが、逆にそれを捕え、京都の奉行所と共に虫栗一味を一網打尽にする。

 兇剣
 京都愛宕山にて。平蔵たちは、男に追われていた若い女を助けた。女はおよねと名乗り、奈良見物に出かける平蔵たちについてくるという。大泉の祖母に育てられたおよねは旅館出雲屋に奉公していたが、ある夜、白狐の谷松に襲われ、逃げるうちに、主人 丹兵衛が大坂の同心 稲垣鶴太郎を殺す現場を見てしまった。およねの逃亡を助けながら、平蔵まで刺客に狙われることになる。危機を救ったのは、昔からの友 岸井左馬之助だった。

 駿州・宇津谷峠
 東海道・袋井の宿場にて。岸井左馬之助は、三十年振りに幼馴染みの鎌太郎と出会った。旧交を温めたい左馬之助だったが、鎌太郎は逃げるように宿を出てしまう。しかも彼を追って来たと思われる男を殺していた。翌日、阿知ケ谷の街道から外れて用を足していた木村忠吾は、やはり草むらで囁きかわす男女の声を聞く。その場で女を殺してしまう男。忠吾は男が左馬之助の名を口にしていたことを平蔵に告げ、平蔵は男を追う。鎌太郎は盗賊に堕ち、仲間と共に得た金の分け前を増やそうとしていた。

 むかしの男
 平蔵が留守の間に、妻女・久栄の元に一通の手紙が届く。久栄が平蔵と結婚する前に因縁のあった男 近藤勘四郎からだったが、久栄は近藤を冷たくあしらった。近藤は老女おすめと組んで養女のお順を誘拐、久栄は佐嶋与力に相談し、隠れ家を突き止めてお順を救い出す。

 池波正太郎による長谷川平蔵解説「あとがきに代えて」収録。

 木村忠吾の道化っぷりがますます冴える一冊(笑)。京都までの道中でも色々やらかします。暖かく(?)見守る平蔵、盗賊にスカウトされてそれに乗ってみたり、これ「懐が広い」で許されるのか!?(笑) 左馬之助との友情も微笑ましい。
 昭和の時代をつくづく感じるよなぁ、女性はすぐ襲われるし、盗賊側も与力側もばすばす人殺すし。江戸時代、実際の治安はどんなだったんだろう。
 お店を襲うのに何年もかけて準備して、その間は按摩や料理人として働いてて、しかも腕がよかったり……って、もう真っ当に働けや!と突っ込みたいことやまやま。それで十分暮らして行けるやん;
 盗賊連中も微妙に繋がっていて、短編と言いながら完全に独立していません。…覚えてられないよう、うう…;
 長谷川平蔵は実在の人物だったそうで、生い立ち等もそのまま作品に踏襲されているとか。どこまでが史実なんでしょう、盗賊連中も実際にいたのかしら。
 次巻に続きます。

鬼平犯科帳[決定版]2 池波正太郎著 文春文庫 2017年

 1975年出版分の新装版。
 ねたバレあります、すみません;

 蛇の眼
 〔さなだや〕でそばと天麩羅を食べていた長谷川平蔵は、先客の男をどうもあやしい、と感じる。果たして彼は大盗 蛇(くちなわ)の平十郎だった。
 平十郎の次のねらいは〔道有屋敷〕、先年まで将軍の侍医を務めていた家系である。二年がかりで屋敷を調べ、仲間の一人に下女おもとを誑し込ませて手引きをさせていよいよ押し入ったが、蔵の中の金銀は一足違いで公儀に奉納されていた。お宝が手に入らなかった腹いせも含めて屋敷の者二十余名は惨殺される。蛇一味の盗人宿を突き止めた平蔵は、蛇一味を一網打尽にした。

 谷中・いろは茶屋
 岡場所〔いろは茶屋〕で、娼妓のお松に夢中の同心 木村忠吾。すっかり入れあげて金を使い果たしてしまったが、お松の上客〔川越の旦那〕が「お松の好きな相手なら」とぽんと十両出してくれたらしい。この川越の旦那の正体は兇盗・墓火の秀五郎、急ぎの盗を計画していた。ある日の夜、仕事も放っぽりだしてお松のもとに急いでいた木村は、途中の寺への押しこみ強盗に出くわす。こっそり後をつけて隠れ家を突き止め、強盗団をお縄にできたが、どうにも後ろめたい。

 女掏摸お富
 鼻のあたまにほくろのある女掏摸が動いているらしい。平蔵は王子権現で偶然、似たような人相の女を見かけた。女は笠屋の女房お富、捨て子だった彼女は掏摸の元締に拾われて、指技を仕込まれた。元締の代替わりの折に逃げ出して足を洗った筈だったが、当時の仲間に再会し、金を強請られてまた指を使ってしまう。要求された額を支払い、また元の生活に戻ったお富だったが…。

 妖盗葵小僧
 大店を襲い、そこの女房や娘を凌辱する事件が相次いでいる。表沙汰になることを怖れて、お上に届けていない店も多いようだ。捜査に奔走する平蔵たち、だが妖盗は犯行を重ね、被害者は増えるばかり。声色を操って店の知り合いを演じ鍵を開けさせる手段から、犯人の中に役者上がりがいるのではないかと平蔵は見当をつける。

 密偵(いぬ)
 今はもう盗賊稼業から抜けて、一膳めし屋の亭主に納まっている弥市。火盗改メの密偵としても働いている。昔の仲間が裏切った自分を探していると言われて、その居場所を教えて貰う代わりにと、もう一度だけ錠前作りの仕事をすることに。だが、落ち着かない様子の弥市を怪しんだ女房おふくは、こっそり弥市の後をつけ、やがて平蔵も弥市の動向を気に掛けるようになる。

 お雪の乳房
 鈴鹿の又兵衛の一人娘お雪が結婚したいと言い出した。相手は火盗改メ同心の木村忠吾、だが又兵衛は足を洗う算段はしていたものの盗賊である。しかも手下に払うおさめ金を稼ぐために、最後のつとめを計画していた。そんな事情は一切知らず、お雪との結婚を平蔵に相談する忠吾。平蔵はお雪の身元確認をして、その背後にいる大盗に気付く。

 埋蔵金千両
 太田万右衛門は元盗賊。己の余命を悟った万右衛門は、若い女房のおけいに隠し埋めていた約千両の在処を伝えた。そのうちの半分をおけいに、残りを生き別れた子供に残したいとおけいを信州に使いに遣るが、その間に名指圧師の治療を受けて、めきめきよくなってしまった。そうなると金が惜しくなった万右衛門は、病身をおして隠し場所に向かう。一方、指圧師への治療代五十両をぽんと払ったご仁がいる、と聞きつけた平蔵は、その金の出所を怪しみ、万右衛門を見張るよう指示を出していた。…

 盗賊団というのはいくらでも湧いて出るのか??(笑)
 いや、当事者からすると笑い事ではないんですけど、皆殺しにされるのは勿論イヤだし妖盗葵小僧なんてとんでもないし。
 出てくる女性陣が初々しい女の子ではないんですよね~、男性陣が皆さん、みっしり肉がついてるような女性を好きなようで、木村忠吾こと兎忠が夢中になった娘すら美人ではない(苦笑;)。池波さんの好みなのかしら、と勘繰ってしまう(←おいおい)。
 兎忠さんがまたかなり現金な性格で、惚れっぽいくせにあの割り切り方、思わず「え―――――!?」と目を剝いてしまいました。あれを可愛いと許せるか、男女でかなり差があるような…。
 次巻に続きます。

くみたて 田中達也作 福音館書店 2022年

海外でも大人気、Instagramのフォロワー数350万(2022年2月現在)のミニチュア写真家・見立て作家 田中達也による初めての絵本。

身近なものをミニチュアの視点で見立てたユーモアあふれる作品を毎日発表している田中達也が、子どもたちに向けて絵本を描きおろしました。

分解された状態の日用品。それをミニチュアの作業員たちが、せっせと組み立てます。分解されたパーツの状態だと何か分からなかったけれど、完成するにつれて、それが何なのか分かってきます。組み立てられて完成した日用品は、ミニチュア世界でいったいどんなふうに使われるのでしょうか。

プラスチック片ふたつと金属製のリングは、組み立てられて洗濯ばさみになりました。そして、洗濯ばさみはブランコに!

「組み立て」と「見立て」で繰り広げられるミニチュア世界に目が釘付けになること間違いなし。声が聞こえてきそうな人々たちの姿も見どころです。隅々までたのしめて、繰り返し読むたびに新しい発見があります。

身近な日用品が別のものに見えてくる驚きと面白さにあふれた写真絵本。子どもから大人までたのしめます。      (紹介文より)

 う~ん、楽しい。
 これ、どういう順序で作成したのか、多分完成品から崩していったというか、後ろのページの作品から出来上がってるんだろうな。私はそういう前もって段取りして、というのが苦手なので、整理された思考が羨ましい。「絵本を作り上げる」メタ構造も加わって、全てが一堂に会する最終ページに歓声を上げてしまう。奥付には現場監督であろう作者がいるし、裏表紙では職人さんたちがセロテープカッターを飲食店のカウンターに見立てて打ち上げしてるし(作者も加わってる・笑)。
 いくら見ても飽きない、自然に頬が緩んでしまう。隅から隅まで楽しい本でした。

月の影 影の海 上下 十二国記 小野不由美著 講談社X文庫ホワイトハート 1992年 

「あなたは私の主(あるじ)、お迎えにまいりました」
 学校に、ケイキと名のる男が突然、現れて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿りついたところは、地図にない国。そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形の獣たちとの戦いだった。
「なぜ、あたしをここへ連れてきたの?」
 陽子を異界へ喚んだのは誰なのか? 帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる!

「私を、異界(ここ)へ喚んだのは、誰⁉」
 海に映る美しい月影をぬけ、ここへ連れてこられた陽子に、妖魔は容赦なく襲いかかり、人もまた、陽子を裏切る。試練に身も心も傷つく陽子を救ったのは、信じることを教えてくれた「ただひとり」の友――楽俊。ひとりぼっちの旅は、ふたりになった。しかし、”なぜ、陽子が異界に喚ばれたのか? なぜ、命を狙われるのか?”その真相が明かされたとき、陽子は、とてつもない決断を迫られる!
                    (折り返し紹介文より)

 再読。ガイドブックを読んで、読み返したくなりました。

 初読は多分1995年頃。当時、むちゃくちゃ衝撃を受けて友人連中に薦めまくりましたっけ。なのに、きっちり読み返したことはなかったかもしれない(←おい;)。アニメ化された時に拾い読みしたくらいかなぁ。何しろ、書かれていたエピソードが我が身に痛くて痛くて。大人になってから出会ったお話でよかった、多感な高校生の頃とかじゃなくてよかった、その頃に読んでたらきっと「心が痛い」どころか心が抉られてた、と本気で思いましたもの。その分、記憶にも残っていたので、読み返す必要をあまり感じなかったのかな。
 横溝正史氏がエッセイに「『何回も読み返しました』と言われると嬉しいけど複雑」「あまりに衝撃を受けた作品は細かい所まで覚えてるものだから」と書かれていた覚えがあるのですが、これもその一種と言うことで。(←おい)

 再読して思ったこと。
 巧国の農民が大概読み書きできるということは、教育制度がある程度 整ってるんだろうな、ということは塙王はちゃんと国を治めようとしてたんだよなぁ。
 泰麒の名前がもう出てたのね、というのも改めて気づいたこと。シリーズ四作目の『風の万里 黎明の空』でその記述があったのは覚えてたんですが。
 記憶にあったより、日本の描写が少なかったのも意外でした。現実世界で陽子がどう思われていたか、両親がそれを誤解していく様にもっとページが割かれていたような気がしてたんですが、思ったよりなかった。私自身に痛く響いた挿話だったから印象的だったんでしょうね。
 お父さんが封建的な人だったのは覚えてたんですが、酷い人だったなぁ。愛情を注いでくれているお母さんに、せめて別れを告げたかったというのは改めて胸に響きました。ドラクエⅢやった時に、私 同じこと思ったよ(←一緒にするな)。
 冷静に読めた分、緻密に積み上げられた構成をいっそう味わえた感じです。初読は本当に感情的に振り回されたからなぁ。
 そして、やっぱり、景麒は好きになれんとしみじみ思いました(苦笑;)。

紅だ! 桜庭一樹著 文藝春秋 2022年

 異国情緒あふれる新大久保に構える「道明寺探偵屋」。真田紅は、事務所に飛び込んで来た少女ハイタカこと冴木雛月にボディガードを依頼される。
 同じ頃、相棒の黒川橡は公安の藤原から、偽札事件の調査を頼まれていた。最初は断るつもりだったのに、知り合いのラオス人の少年が騒ぎに巻き込まれて怪我までしたことを知り、引き受ける決意をする。
 ATMを騙すためだけに作られた偽造札、それを作れる技術を持った人物を絞るうちに、橡はとある印刷会社に勤める女 佐野山彩綾に行き当たる。彼女曰く、前社長の娘雛月と意気投合し、勢いで偽札用の特殊インクを開発してしまった、娘は家出ついでにそのインクで大量の偽札を印刷してばら撒いたらしい、とのこと。
 現社長である雛月の叔父は、闇サイトで彼女に懸賞金を賭けた。有象無象に追われる雛月、そして真田紅と出会ったようだ。
 海外に逃げる雛月の、追手を阻止に走る橡と紅。橡にまで懸賞金がかかり、彼を追う新手まで現れる。この騒動の行きつく先は…。

 何だかアクションもののTVドラマのような一冊、物凄く視覚に訴えて来る。桜庭さん、MIU404とかに影響されました?(笑) いや、私あのドラマしっかり見てないんですけどね(←おい)。
 これが全てのプロローグでした、やがてあの事件に繋がっていくのです、それは過去の因縁とも関りがあって、探偵事務所の元オーナー道明寺葉さんの死の真相も解明されます……的な雰囲気。本当にそうなるかはともかく、とりあえず元オーナーさんのことは知りたいです。…ちょっと消化不良(苦笑;)。

爆笑問題 with タイタンシネマライブ#79に行ってきました。

 10月14日(金)、「タイタンライブ」の生中継を見てきました。
 銀座時事通信ホールで開催されるお笑いライブ「タイタンライブ」を各地TOHOシネマに生中継、スクリーンで鑑賞するシネマライブ。
 今回もTOHOシネマ梅田本館にて鑑賞です。梅田会場続くのね、よかった(^^♪ 

 出演は春とヒコーキ、鎌、キュウ、シティホテル3号室、まんじゅう大帝国、脳みそ夫、ダニエルズ、日本エレキテル連合、ウェストランド、金の国、納言、流れ星、BOOMERと爆笑問題でした。 

 春とヒコーキは裏カジノのある喫茶店が聖地化したコント、鎌はとある部分が「入れ替わってる」一人コント、キュウは「まりぃもの」を上げて行く漫才。
 シティホテル3号室は売れてない俳優を売れさせないコント、まんじゅう大帝国は数字を使ったマジックの手順を一気に並べ立て、脳みそ夫は「桃太郎」をプレゼン。
 ダニエルズは電車でのマナー違反を注意する漫才コント(抜け出さない、ってのは凄いなぁ。どう終わるんだろう、ってはらはらしましたw)、日本エレキテル連合は「この地域にはブスしかいない」と豪語するタクシー運転手とのやりとり(相変わらず尖ってるなぁ)、ウェストランドは芸人になってやりたいことを語り、金の国は限定品を得るためのエレベーターでの壮絶な駆け引き(笑)を。
 納言は焼き肉屋さんをシミュレーションし、流れ星はお互いの文句を披露しあい(ハマカーンの浜谷さんが妙なとばっちり食ってたなぁ・笑)、BOOMERは高校サッカー部のオーディション(?)のコント、で、爆笑問題です。
 北朝鮮のミサイル、ヤクルトの村上選手から霊感商法、ロシアとウクライナの戦争やらかっぱ寿司、安倍首相の国葬アントニオ猪木さん、SDGsにキングオブコント紅白歌合戦等々。

 エンディングトークではYouTubeの宣伝を。太田さん、何だか嬉しそうでしたね~。日本エレキテル連合の橋本さんのポンコツぶりが露見してしまったそうで、いかにも和気藹々。
 納言の安倍さんの雰囲気が変わったことを、薄幸さんが「アムウェイの社員みたいでしょ」と訴えたり、流れ星たきうえさんの副業をからかったり。
 次回は12月、一年の総まとめになるのかな。楽しみです。