読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

フィギュアほど泣けるスポーツはない! オリンピックをきっかけに僕が皆さんに伝えたいこと 織田信成著 株式会社KADOKAWA 2018年

 銀盤で選手たちは「フィギュアスケート愛」を競い合う!

 フィギュアスケート界は、いま奇跡のような時代にあります。男女とも、美と強さを備えた、史上最高の逸材が存在し、さらにそれを超えんと肉薄する新世代も現れています。
 2018年、平昌オリンピックの年に氷上のお殿様こと織田信成が、自身の、波乱万丈のスケーター時代など体験を交えながら、フィギュアスケートの魅力を皆さんにお伝えします。また、指導者であり解説者である厳しい視点は保ちつつ、初心者にこそわかりやすい、平昌オリンピックの見どころなど解説します。
 逆境でこそその強さと美を発揮してきた羽生結弦選手への思い、戦友・浅田真央さんへのメッセージ、
松岡修造さんとの熱血対談も必読です!                       (出版社HPより)


 べるさんが読んでいらして、興味を惹かれました。
 2018年1月に発売、2月で3刷。平昌オリンピックがあったとはいえ、よく出てるなぁ。
 織田さん、とにかくいい人! でも情感に流されることなく、俯瞰して物事を見ている様子が、好感度に加えて信頼もできる感じ。過去の自己分析とか見てると、ああ、きっといい指導者なんだろうな、というのがありありと伝わってくる。後輩たちに対する視線もとにかく温かい。いい所を伸ばしていく、いいコーチなんだろうなぁ。
 羽生結弦選手、浅田真央元選手への言葉やエピソードも本当に心が籠ってました。
 紹介されている各スケーターの演技とかも懐かしかったりして、そうそう、プルシェンコヤグディン!と頷いたり、え、どんな演技だったっけ、と思わずYOU TUBE検索したり(苦笑;)。
 織田さんの演技は、私の印象に残ってるのはやっぱりジャンプで、あの降り際のふわっとした柔らかい膝の感じは凄く好きでした。ご自分が滑りたい演技と勝つための演技で悩んでた、ってのはちょっと意外でした。そんな齟齬がある風には見えなかったなぁ。
 いや、面白かったです。