読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

3月のライオン March comes in like a lion 13巻 羽海野チカ著 白泉社ジェッツコミック

 主人公の周囲の人々にスポットライトが当たった13巻。

 あかりねいちゃんを巡っての島田八段と先生の立場が明確になり、同時にあかりねいちゃんの恋愛への思いが明かされ、
東陽オープントーナメント、持ち時間の短い棋戦での二海堂と宗谷名人との名局未満が描かれ、
滑川七段の実家葬儀屋でのエピソードが紹介され
姉・香子の後藤九段との別れの予感が描かれた一冊。

 眠たげなあかりねいちゃんが色っぽい一冊。三木眞一郎さんと櫻井孝宏さんに気に掛けられる、ってあかりねいちゃん凄いなぁ!(←だから中の人で言うなよ;) ただ、あかりねいちゃんのATフィールドはかなり分厚く高そうで、今後すんなりとは行かなさそうな…。
 宗谷名人の入ったスノードームを叩き割る二海堂の扉絵が印象的。二人の対戦を見守る棋士たちも何とまぁ、愛すべき人たちであることか! 「女房の夢さえ見たことがないのに」と語る会長さんまでが愛おしい、寄り添う滑川さんの気持ちが分かってしまう(笑)。
 香子の、零への蟠りも、どうやら解決しそうですね。何か何時の間に、独りでにって感じもしなくもない(笑)。今回、香子ちゃんの台詞が井上麻里奈さんの声で聞こえてびっくりしました。私、『3月のライオン』はアニメより漫画の方がやっぱり好きだな、と思ってたんですが、それでも染みて来るものはあるようで。
 次巻に続きます。