読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

映画『シン・ゴジラ』見ました。

 前日夜、ほろ酔い気分の友人からお誘いがあって、ほぼ二つ返事で見に行って参りました。
 ちょっと前に作家の岡田斗司夫さんが、ウェブ映像でかなり褒めていたのを見ていたので、背中を押されたようなタイミングだったことも有り。これも縁かな、って感じですね。

 面白かったです。
 庵野監督、やっぱり凄い人だわ。
 おそらく、何の予備知識なく見に行っても、「あ、庵野さんの作品だ」と分かったと思う。
 特徴的なアングル、テロップの出方、詰め込めるだけ詰め込んだ情報量。もう画面に映し出されたスマホの文字なんて読む気にもならない(苦笑;)。
 「え、何これは」から始まるゴジラの登場、使い捨てにされるかのような大量の俳優陣。とにかく息つく暇ないほどテンポが速い。
 まぁアメリカ酷い国だわ、東京に原爆落とそうとするなんて。阪神淡路大震災以来、「一度東京も酷い目にあってみたらいいねん」くらいに思ってる私ですが、(ですから前半の破壊シーンは「行け行け、やれやれ」ってなもんでした、すみません;)この決断には「ひっでーーー!」と思いました。しかも今回のゴジラ、それで死ぬとも限らないし。

 個人的に大ウケしたのは、終盤、画面に大きく映し出された「関東化学」のラベルでした。…いや、勤め先に大きく関わり合いのある試薬メーカーさんでして;
 後日、思わずそこの営業さんに「『ゴジラ』に撮影協力しました?」と聞いてしまったほど。
 「いや、そうらしいですね、他のお客さんにも訊かれました」
 「え、社内報とかでお知らせとかなかったんですか?」
 「なかったんですよ~」
 「すごい宣伝効果ですよ、画面に大写しでしたもの」
 …もし関東化学さんが承諾しなかったら、次点の候補は東京化成だったに違いない、とこっそり思ってます。こういう類のネーミング好きそうだもの(笑)。
 
 ゴジラは何故ひたすら東京を目指したんだろう。
 ラストシーン、凍結したゴジラの尻尾は何に変化しようとしてたんだろうか。あの巨体をどうやって解体するんだろう。半減期20日間って、本当にそんな放射性物質があればいいのに、としみじみ思ってしまいました。
 これ、絶対DVDとか売れるよなぁ、繰り返し何回も見て、細かいところまで確認したい人沢山いるだろうし。
 そういえば庵野作品恒例、「有能なイイ女が恋愛沙汰で後半ボロボロになる」展開は今回ありませんでしたね。
 見終わった後、色々と語り合いたくなるような作品でした。