読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

映画『シン・ウルトラマン』見ました。

 映画『シン・ウルトラマン』見ました。

 TVシリーズの『ウルトラマン』は、小さい頃 夕方再放送しているのを兄と一緒に見ていました。一応『ウルトラマン』『ウルトラセブン』『帰って来たウルトラマン』と『ウルトラマンエース』まで履修、ただ大人になって見返してはいないので色々忘れてる、というレベル。初心者でも楽しめるという評判だったので、特に予備知識を入れることなく観に行きました。

 面白かったです。ゴジラが禍威獣一頭目だったとは。で、人類だけで続く何頭かをちゃんと倒しているし。見覚えのある禍威獣たち、聞き覚えのあるBGM。人形を使った飛行形態そのままにぐるぐる回って攻撃を繰り出すウルトラマンに、「見たことあるぞ、これ―――!!」と嬉しくなりました。
 かつて予算不足でエリマキや背びれを変えるだけ、「首から下はいっしょ」だった禍威獣に、あんな理由があったとは…! 
 偽ウルトラマン、巨大化する浅見隊員(スカートでは危ない、と健脚に見惚れながらもはらはらしました。フジ隊員はオールインワンの戦闘スーツだったから安心だった・笑)、妙に世帯じみた外星人。こんなのあったなぁ、いたなぁと懐かしくて仕方ない。滝隊員が「人類では無理だ」「ウルトラマンに頼ろう」と絶望しながらも立ち直るのは、かつてのイデ隊員の役回りですね。
 次々現れる外星人、エピソードをこんな風に繋げるとは、「正しい二次創作だ」と感動しましたよ。
 モーションアクター古谷敏さんのお名前(庵野さんも・笑)、とにかく旧作へのリスペクトがびしびし伝わって来る。製作者の皆さんのウルトラマン愛が半端ない(笑)。
 メフィラス星人が提案する「自分を人類の上位存在に据えること」ってのは、一神教の国では無理だろうな、と思ったり。それをほいほい認めるのは、日本ならではなんだろうなぁ。

 エンディングクレジット「声ノ出演」で津田健次郎さん、山寺宏一さんに続いて高橋一生さんのお名前。…どこに出てらっしゃいました? 『シン・ゴジラ』と世界線は繋がってるみたいですし、通信の声とかあったかしら。
 「ゾーフィ」が「ゾフィー」に変わった理由とかあるのかな、人類は外星人に目を付けられてしまった訳で、このまま『ウルトラセブン』なり『帰って来たウルトラマン』なりに繋げてリメイクされるんだろうか。
 テンポ的には『シン・ゴジラ』の方が好きだったかなと思いつつ、でも楽しかったです。