読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

HUNTERxHUNTER 19~23巻  冨樫義博著  少年ジャンプコミックス

 カイトと共に、NGLに潜入するゴンとキルア。キメラ=アントの女王は、いよいよ王を産む準備に入ろうとしていた。
 先にNGLに入国していたハンターたちも次々と殺されていく現状。ゴンとキルアは兵隊アリ ラモットと対戦、勝ちはしたが、それを切っ掛けにアリたちは「念」の使い方を覚えてしまう。
 そして、女王直属の護衛戦士ネフェルピトーとの邂逅。カイトはゴンとキルアを逃がし、自らは倒れてしまう。(19巻)

 NGLから逃げ戻ったゴンとキルア。カイトを救出にNGLに戻りたい、というゴンに課せられたのは同じくNGL行きを希望しているナックルとシュートとの対戦だった。再びビスケの指導の元、修行に明け暮れる二人。ゴンは対戦相手のナックルから、キルアはビスケから、自分たちの弱点を指摘される。(20巻)

 いよいよキメラ=アントの王が誕生。出産のダメージで女王は死に、統率者を失った兵隊アリたちはそれぞればらばらに動き始める。ナックルとシュートに負けてNGL国行きを果たせなかったゴンとキルアの前にもラモットが現れ、だがキルアはその戦いで自らの弱点を克服する。
 そして、変わり果てたカイトとの再会。ゴンの怒りは頂点に達する。(21巻)

 キメラ=アントが流星街を棲みつき、“女王”を名乗りはじめた。幻影旅団のメンバーが故郷に戻り、圧倒的な強さでアリたちを一掃する。
 その頃、キメラ=アントの王は独裁国家東ゴルトー共和国へ。国民を強制的に「念」に目覚めさせ、餌とする“選別”を、ゴンは黙って見ていられない。キルアがその思いを汲み、国民の扇動に走る。(22巻)

 キルアを兵隊アリが次々に襲い、キルアはとうとう瀕死状態に。キルア救出に走ったのは、直前まで敵としてキルアと闘っていたイカルゴだった。
 ゴンの前には、やはり兵隊アリのメレオロンが現れ、相棒になろう、と話をもちかけてくる。
 その頃王は、ゴルトー特有のボードゲーム軍儀に傾倒しはじめていた。(23巻)…


 狼とキルア、梟とクラピカときて金魚とレオリオが表紙の19巻。でも本編には全然出て来ません(笑)。
 人間を餌にしているにしては兵隊アリの造形があまりにも色々混ざってるよなぁ、と初めちょっと不思議だったんですが、そうか、人間だけじゃなくて、モズだのウサギだのライオンだのチーターだの、そういうのも食べてたんだな。ライオン型のレオルがハギャから改名したのは、作者が名前を忘れてたから、ではないですよね?(笑)
 ボックル、ボンズとハンター試験仲間だった二人が、あまりにも無惨に殺されます。そして、カイトも。カイトの首を抱くネフェルピトーの図は、結構衝撃だったなぁ。キメラ=アントにしてみれば、昆虫としての行動原理に沿ってるだけなんでしょうが、やっぱりきつい。スプラッタな場面とか、トーンで隠されているのはやっぱり配慮なんだろうなぁ。
 アニメの方も見ているんですが、何しろ幻影旅団の面々がとにかくかっこよくって。特にフェイタン、女王アリにキレるあたりなんか、「山口勝平さん、凄ぇ…!」と釘づけになってみてましたよ。
 パームとのデート等、ギャグもちらほら入りつつ、事態はいよいよ深刻さを増します。王とコムギの交流譚は、好きなエピソードなので、読み返せるのがかなり楽しみです。 
 ちらっと出てきたジャイロも、覚えておいた方がいいんだろうなぁ。いつ繋がるのか判らないけど。