HUNTERxHUNTER 24～27巻 冨樫義博著 少年ジャンプコミックス

　モラウはヂートゥ、レオルと連戦、どちらにも勝利。
　王はコムギとの軍儀対戦で自分の覚悟のなさを思い知らされ、自分の左腕を引きちぎる。コムギに対する感情に王自身戸惑う。ネフェルピトーは“円”を解いて治療に当たり、その隙をついてノヴは宮殿内に侵入。自分の能力「入口」を創るが、蟻たちのあまりにも禍々しいオーラに心を折られてしまう。
　パームも色仕掛けで宮殿内に侵入。傷ついたキルアもイカルゴという仲間を連れて、戦線復帰する。（24巻）

　ゴン達は宮殿への侵入を決行、ほぼ同時に空からはネテロ会長とゼノが“龍星郡（ドラゴンダイヴ）”と共に舞い降りた。龍星郡はコムギに瀕死の重傷を負わせ、王はピトーに彼女の治療を命じる。
　一方、ゴン達の目の前には、いる筈のないユピーがいた。シュートと、メレオロンの力で姿を消したナックルが中心となって相対する。　（25巻）

　コムギを治すピトーを見て、怒りを爆発させるゴン。キルアはそれを宥めながらも、哀しさを隠せない。ナックル、シュートの苦戦を伝えに来たメレオロンと共に、対ユピー参戦に向かう。
　フラッタの死体を操りながらパームを捜すイカルゴは、不用意な発言からウェルフィン、ブロウーダ達兵隊アリから疑いを受け、窮地に陥っていた。　（26巻）

　地下室で、ブロウーダを迎え撃つイカルゴ。
　モラウは自らの能力の煙幕にプフを閉じ込めるが、結局すり抜けられ、ユピーと対戦しているナックル
のサポートに回る。何人もの念能力者と連戦したユピーは自身も大きく成長、ナックル達に勝利し、プフと共に王のもとへ向かう。
　その頃、王はネテロ会長に対話を要求していた。　（27巻）…

　…面白いよなぁ。
　ハギャの改名がこんなところで伏線として生きて来るとは。
　アニメも丁度このあたりですよね、ナレーターの二又一成さんの台詞量の膨大なこと！（笑）
　ゴンの叫びには、思わず泣いてしまいましたよ。キルアの選んだ念能力電撃も、こういう利用の仕方があるとは。
　ネテロ会長の全力をあしらう王。コムギと触れあうことでヒトの価値観を手に入れてしまいましたが、だけど、キメラアントの立場から言うと、「生かすに足る人間」ってのは最上に美味しいエサな訳だよねぇ。
　ノヴの変わりようにも驚きました。…いや、笑い事じゃないんだけど（苦笑；）。
　次巻に続きます。