HUNTERxHUNTER 6・７巻 冨樫義博著 少年ジャンプコミックス

　2年ごとにしか借りられない運命なのかしら；

　天空闘技場で、ゴンとキルアは順調に勝ち進む。気になるのは同じような年頃の少年・ズシ。特にキルアは、ズシの桁外れな防御力に、兄・イルミと似たものを感じ取る。
　200階まで到達した二人はそこにいたヒソカと再会。危険を感じたズシの師匠・ウィングは、とうとう「念」という概念を教え始めた。
　恐るべき速度で「念」を会得する二人。ゴンは強くなった自分を試したい誘惑に勝てず、ウィングの制止を振り切って独楽使いのギドと対戦。負けてウィングスにこっぴどく叱られ、2ヶ月の謹慎を命じられる。
　その間にヒソカはカストロと対戦。両腕を失いながらも圧勝する。

　ヒソカの念能力を研究し、修行に励む二人を狙って、新人狙いの闘士が動き始める。ズシの命を盾にとって対戦を申し込む闘士に、キルアもゴンも快勝。ヒソカはゴンを認め、挑戦を受け入れる。
　念願のヒソカとの戦いで、ゴンはクリティカルヒットを決め、ナンバープレートを返すものの、ヒソカの伸び縮みする念能力に敗北。だが当初の目的を果たした二人は、ゴンの故郷に帰ることにする。…

　TVアニメで見ているので、ここら辺のエピソードはまだ記憶に新しかったですね。
　富樫さんはこの時期に、『美少女戦士セーラームーン』の作者と結婚された訳ですね。ラブラブっぷりが伝わって来るよう。…これ、後で自分で見て恥ずかしくならないかしら、と余計なことを考えてしまいました（苦笑；）。
　この先メインになってくる能力『念』がこの巻から登場。そう言えばズシもウィングもこの後出て来てないよなぁ。心源流の創始者は出てくるのに。グリードアイランド編に比べ、何だかんだ言っても穏やかだったんですね。