読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

刀語(カタナガタリ) 第四話 薄刀・針(ハクトウ・ハリ) 西尾維新著 講談社BOX 2007年

 『刀語』第四巻。
 ネタばれあります、すみません。

 とがめと七花が錆白兵との巌流島での果たしあいを決めた頃。
 不承島を三人の男が訪れた。真庭忍軍の三頭領、真庭蝶々、蟷螂、蜜蜂。刀集めに際し、七花の姉・七美を人質にしようと言うのだ。
 自在に爪を伸ばして凶器にできる真庭蟷螂、重力を無視する歩法を身につけた真庭蝶々、真庭蜜蜂の撒菱指弾。そのことごとくを圧倒的な強さで退けた七実は、刀集めへの参戦を思いつく。…


 すごいぞ、七実の台詞が中原麻衣さんの声で聞こえた(笑)。
 七実の尋常ではない強さが語られる四巻。今にして思えば伏線は色々張ってあった訳ですよね。
 それにしても、終章で台詞でしか出て来なかった錆白兵の必殺技、どんなものだったのか知りたいわぁ。…まさか作者、考えてないとかいうことはないでしょうね(苦笑;)。虚刀流が四季崎記紀の『遺品』という台詞、ここにも後々の展開が含まれていたんだな、と舌を巻く思いです。
 次巻に続きます。