読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

刀語(カタナガタリ) 第七話 悪刀・鐚(アクトウ・ビタ) 西尾維新著 講談社BOX 2007年

 『刀語』第七話。

 土佐 鞘走山清涼院護剣寺、四季崎記紀の変体刀九百八十八本を集めて作った刀大仏を祀った聖地で、鑢七花と相対したのは姉の鑢七実七実は凍空一族を滅ぼしたその足で護剣寺に登り、変体刀を護る僧侶を斬殺した上で、悪刀『鐚』を胸に突き立て、七花を待ちかまえていたらしい。
 七実の胸に刺さった悪刀『鐚』は病弱な七実の生命力を活性化させ、元より強かった七実を最強に仕立て上げていた。あっさりと七花は敗れ、とがめは七実の「見稽古」を破る奇策を練ることになる。
 そして一週間後。大仏堂の中で、再び七花は七実と闘う。七実の目を封じるべく、闇の中での戦闘を仕掛けるとがめ。一瞬の隙をついて七花は悪刀『鐚』の回収に成功する。しかし、七実の真の天才性は、ここから発動した。…


 ほぼ流し見していたアニメを、居住い正して見始めたのはこの回あたりから。…私、もしかして七実お姉ちゃん好きだったのかしら(笑)。とがめの髪をばっさり斬って七花を挑発する七実、弟が「刀」ではなく「人間」になって来ていることを、本当はどう思っていたのやら。
 否定姫の腹心 左右田右衛門左衛門がとがめ、七花の前に登場しました。真庭鳳凰も変体刀の一つを、富士の樹海で手に入れていた訳ですね、これはすっかり忘れてたなぁ。
 さて、二人は尾張へ。否定姫と対面するようです。次巻に続きます。