読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

刀語(カタナガタリ) 第六話 双刀・鎚(ソウトウ・カナヅチ) 西尾維新著 講談社BOX 2007年

 『刀語』第六巻。
 ネタばれあります、すみません;

 校倉必に騙されて、とがめと七花は絶対凍土・蝦夷地へ。それならばこの地にある双刀・鎚を手に入れようと、鎚を持つ凍空一族を訪ねて踊山に入る二人だが、吹雪に巻かれてあやうく遭難する羽目に。
 二人を救ったのは凍空こなゆきと名乗る少女、凍空一族の最後の一人だと言う。一族は先日の雪崩によって彼女を除いて全滅してしまったのだとか。子供とは思えない怪力を持つ少女は、七花ですら持てない重量級の刀・鎚を平気で振り回し、予測不能なド素人の動きで、とうとう七花を負かしてしまった。
 どうしたものやらと頭を働かせるとがめと怪我の治療に専念する七花の前に、真庭忍軍の一人 真庭狂犬が現れる。人の身体を乗っ取る能力を持つ狂犬は、こなゆきに乗り移って七花を殺そうと企てる。
 もう仕方がない、こなゆきを殺せ、と命じるとがめ。だが七花は、こなゆきを助ける奥義を放つ。激情にかられる訳でもなく、淡々としたその態度はいつものものだったが、とがめはその行動に不安を覚える。…


 予約本のラッシュで後回しにしていた『刀語』の続きです。いや、まだラッシュは続いているんですが、これ以上貸出延長を続けるのもどうかと思いまして;
 真庭川獺って、この回で鳳凰に殺されてたんだ、あんなにあっさり。アニメを見てたので対こなゆき戦の結末は何となく覚えていたのですが、その後のまにわにの動きはすっかり忘れてましたね。
 とがめの命令違反を、意識すること無くやってしまった七花。人間らしくなってきたと言えばそうなんですが。
 次巻は佐渡、いよいよお姉ちゃんとの対戦です。