鬼灯の冷徹 １～８巻 江口夏実著 講談社モーニングKC

　まいさんからお借りしました、まいさんいつもありがとう♪

　あの世には天国と地獄がある。
　地獄は八大地獄と八寒地獄の二つに分かれ、さらに二百七十二の細かい部署に分かれている。
　そんな広大な地獄で日々さまざまなトラブルに対処する鬼神がいる。
　それが閻魔大王第一補佐官・鬼灯である！
　冷徹でドＳな鬼灯とその他大勢のわりかし楽しげ地獄DAYS！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（講談社作品紹介より）

　この記事を書こうと出版社を確認して気が付きました。…掲載紙モーニングだったのか！　もっとマイナーな雑誌だと思ってた！　というか、じゃあ元々男性向きなのか、この漫画は!?
　いや、これは何だか教養漫画だよなぁ。地獄ってこういう仕組みだったのか、と目から鱗がぼろぼろ落ちましたね。この間十三回忌を終えたうちのお祖母ちゃんは、そしたらまだ裁判終わってないじゃん！
　畠中恵『しゃばけ』でおなじみ白澤が、作品が違うとこんなナンパな兄ちゃんになってしまうとはねぇ。和洋中、様々な神話や昔話が入り乱れ交流します。…インドやチベット、アラブ世界もいずれ出てくるのかしら…。時々出て来る作者の万引きへの遺恨が何だか印象深い。（…何故？）
　それにしても８冊描いてるのに、絵がそんなに変わらないってのも珍しい。
　で、やっぱり猫より犬の方が可愛い気がするなぁ、と思ったのでしたよ。