読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

血界戦線―魔封街結社― 1~10巻 内藤 泰弘著 ジャンプコミックス

 友人 まいさんにお借りしました、まいさんいつもありがとう♪

 紐育(ニューヨーク)崩壊後、一夜にして構築された都市(ヘルサレムズ・ロット)。異界と現世が交わるこの魔都に於いて、世界の均衡を保つ為に暗躍する秘密結社(ライブラ)が存在した!!
                                          (一巻裏表紙紹介文より)


 アニメの方は楽しみに見ていました。
 監督さんが確か、辻村深月さんの『ハケンアニメ!』のモデルにもなった人でしたよね。
 私にしては珍しくオープニングもエンディングも飛ばさず毎週見てたし(特に登場人物総出で踊るエンディングは大好き!だった)、実はウェブラジオまで聞いてました。…だってとにかくキャスティングが豪華だったんだもの! ですから、ザップを演じる中井和哉さんが「ちょ、待てよ」の台詞を「キ○タクでやって下さい」と言われて四苦八苦したとか、スターフェイズ役の宮本充さんが、シェークスピア劇の台本を一度読んだだけで覚えてしまうほどの記憶力の持ち主にもかかわらず、自身の必殺技の名前をどこで切ったらいいのかすら分からないほど言い難かったとか、楽しく聞いてました(苦笑;)。
 で、今回。「アニメとは違うよ」と言いつつ原作漫画を貸してくれたまいさんの言葉の意味が、何だか分かったような。
 うん、違った。
 何か、作品の根本姿勢というかテイストと言うかが違った気がする。
 この漫画は、本当に楽しむためだけに作られてる。
 アニメの、色がついて整理された線の絵に慣れていたので、読み始めはまず絵になじむのに時間がかかりました。でも慣れてしまえば一気!でしたね。
 神の存在とか、ヘルサレムズ・ロットの成り立ちとか、言ってしまえばどうでもいい。本当にライブラの面々の、戦いと日常の記録でしかない。危険な状況でも残酷な描写でも鬼気迫る展開でも、あくまで軽妙洒脱、底に流れる陽性。原作をそのままアニメにしたエピソードも多々あったのに、この受ける印象の違いは何?? 
 スターフェイズがこんなに目立ってたのかとも思いましたし、チェインさんメインの回は身につまされましたよ。…部屋、片づけなきゃなぁ、でも片づけてたら帰って来られなかったんだよなぁ;; 
 いや、面白かったです。勿論アニメも面白かったけど、漫画は漫画で全く別に。