連作短編集、になるのかな。
ネタばれになっている気がします、すみません;
志田叶人は12歳、小学六年生。橋から落ちて、生死の境を彷徨っている。
三途の川のほとりで奪衣婆(ダ・ツ・エヴァ)や懸衣王(県営王)と出会い、死者の魂の行方について聞くうち、何だかんだで三途の川の渡し守の手伝いをすることに。
渡し守の名は因幡十蔵と虎之助。二人とも前世で散々人殺しをして輪廻の枠から外れた死者だが、性格は大分違うよう。この世に未練のある死者を船に乗せて渡り始めたが、死者は何かと現世を気にして戻りたがる。
娘に自分の角膜を移植させたい母親、引き籠りの息子を立ち直らせようとして殺されてしまった父親、渋谷の交差点で無差別大量殺人を犯した青年。死者の未練を浄化して地蔵玉と呼ばれる魂を連れ戻すたび、やがて十蔵の過去や虎之助の罪も、その真意も明らかになっていく。そして、叶人本人が橋から川へ落ちた原因も、このまま死んでもいい、と言った叶人の本意も…。
ネタばれになっている気がします、すみません;
志田叶人は12歳、小学六年生。橋から落ちて、生死の境を彷徨っている。
三途の川のほとりで奪衣婆(ダ・ツ・エヴァ)や懸衣王(県営王)と出会い、死者の魂の行方について聞くうち、何だかんだで三途の川の渡し守の手伝いをすることに。
渡し守の名は因幡十蔵と虎之助。二人とも前世で散々人殺しをして輪廻の枠から外れた死者だが、性格は大分違うよう。この世に未練のある死者を船に乗せて渡り始めたが、死者は何かと現世を気にして戻りたがる。
娘に自分の角膜を移植させたい母親、引き籠りの息子を立ち直らせようとして殺されてしまった父親、渋谷の交差点で無差別大量殺人を犯した青年。死者の未練を浄化して地蔵玉と呼ばれる魂を連れ戻すたび、やがて十蔵の過去や虎之助の罪も、その真意も明らかになっていく。そして、叶人本人が橋から川へ落ちた原因も、このまま死んでもいい、と言った叶人の本意も…。