読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

デスノート 10~12巻  原作/大場つぐみ 漫画/小畑健  集英社ジャンプコミックス

 SPK本部への暴徒を、ニアは金をばら撒くことで回避する。ニアの誘導によって次第に月(ライト)を疑うようになる相沢と模木。ライトは二人に怪しまれ見張られている状況を考えて、ミサにノートを放棄するよう指示。代わりに、キラの信奉者としてTV番組などで発言していた検事の魅上照にノートを渡す。
 キラの意図を汲み、裁きを始める魅上。キラ代弁者としてNHNのアナウンサー・高田清美を選ぶ。高田はライトの大学時代の同級生でもあった。
 ライトは昔の伝手で高田に接近し、魅上との接触にも成功する。
 ニアは魅上を代理キラと確信し、尾行をつけ、ノートの確認を取る。
 いよいよニアがライトとの直接対決を申し出た時、メロが高田を誘拐する。高田は持っていたノートの切れ端でメロを殺し、自身もライトのノートへの記述通り焼身自殺する。
 ライトとニアの対決当日。面会場所の倉庫に、ノートの存在を知る一同が集まる。ライトは魅上に、その場にいるライト以外の人間の名前をノートに書くよう指示していた。…

 ライトが「Lと対決しよう」なんて思わずにあくまで犯罪者だけを裁き続けたら、ライトはすんなり新世界の神になれたんじゃないかしらん。…あ、最初にLの挑発に乗って「リンド・L・タイラー」(だったっけ?)を殺した段階で、東京地区在住ってのはばれてたか。後はローラー作戦で見つかったかな。
 岡田斗司夫さんが著書『「世界征服」は可能か?』で書かれてたことがしみじみ分かりました。…ライト、本当に勤勉(笑)。
 でもライトは、死んで本当に神様になりましたね。隠れ信者が集まってキラに祈りを捧げてるラストは印象的でした。
 変わった名前が多かった登場人物の中で、高田清美だけは実際にありそうな名前でしたね。ミサは可愛い絵柄だったのに、高田さん微妙におばさん体型…; 変に逞しくて着物姿も似合わないし、とうとう表紙にもならなかったし、何だか愛が感じられないわ(笑)。
 『デスノート』のアニメは見たり見なかったりだったんですが、『桜蘭高校ホスト部』とキャストがかぶってたんですよね~、ライトと魅上と高田で部長と副部長とハルヒと。どちらもチーム組んでたのにえらい違いだ(笑)。
 小畑さんの描く雑魚キャラを見て、今回初めて浦沢直樹に絵が似てると思いました。上手い人のざっくり描く絵って似て来るのかなぁ。…どこからか「気のせいだよ、似てないよ!」って声が聞こえてきそうですが;