読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ちはやふる 41~43巻 末次由紀著 講談社コミックスBL

 クイーン戦に備え、二人の元クイーンに稽古をつけて貰う千早。詩暢は「かるたを職業にする」ため YouTubeを利用、新の家に押し掛けて対戦する。
 詩暢の心意気を汲み、敵役をあえて受ける千早。孤独に苛まれる事態にもなるが、瑞沢高校かるた部の面々に救われる。
 一方、太一は周防名人が漏らした言葉から、叔母の兼子を探しあてた。

 いよいよ名人・クイーン戦、だがその前日、千早と千歳の荷物が入れ替わって届くというアクシデントが。大雪にも見舞われ、人も荷物も遅れる中、借り物の着物で挑む第一戦。雰囲気に呑まれ、序盤に乗り切れなかった千早に対し、新は終始落ち着いて一戦目を勝利する。
 何とか荷物も届いた第二戦、自分の着物に着替えて、奏たちに見送られた千早。山城今日子七段の読みと相性のいい周防名人の取りが炸裂する。…

 丁寧に描かれる名人・クイーン戦までの日々、現クイーン詩暢も別の意味で余裕がある訳ではなく、その必死さが徐々に理解者を増やして行きます。…グッズメーカーの広報さんとか(笑)。投稿動画が詩暢のかるたへの理解に繋がる一面も、ということは知らず敵に塩を送ってることになる訳ですが。
 新も、千早への恋心を自覚した模様。お祖父さんを憑依させての一勝、二戦目でも通用するのか。アクシデント連発で読手も変更されました。山城読手の次は九頭竜読手ですね、寒がりの九頭竜読手、どんな特色がある読みなのかしら。
 歴代クイーンの想いも背負って、千早と詩暢は女性初の五番勝負に挑みます。…それにしても。かなちゃんのコートと足袋は、スーツケースに入れてなかったのね??
 次巻に続きます。