読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ちはやふる 39~40巻 末次由紀著 講談社コミックス

 名人戦、クイーン戦予選東西代表戦、第二試合。
 千早は「聞こえすぎる」感度の調節が徐々に整い、二勝目を上げてクイーン戦に臨むことに。
 太一は周防名人との練習で磨かれた「感じ」と守りがるたを武器に、運命戦まで持ち込み、新に勝利する。
 一勝一敗で迎えた三戦目、だが太一の善戦もここまで。新は圧倒的実力で太一に勝つ。
 一方、詩暢の「かるたのプロになる」という想い、その不器用な努力は周囲の者を巻き込み、動き始めた。千早もクイーン戦を五番勝負にすることで協力、かつてのクイーン二人を練習相手に磨きをかける。…

 三戦目になって、疲れもあってかぽろぽろ本音が零れ出す太一、やっぱりいい子。新の着崩れにもいち早く気付いて対処する。千早への恋も諦めちゃうんだろうか、「だんだん薄れていくんじゃないか」って何だか哀しい。その奥で目を光らせる菫ちゃん、そう、菫ちゃんはあくまで菫ちゃんだったんでした(笑)。
 39巻末のおまけ四コマは結川さん特集、彼女も京都人ですものね。
 進路も現実味を帯びてきます。大学にかるたで受かった新、自分のやりたいことではなくやるべきことに目を向け始めた奏。でも最高級布団でわちゃわちゃしちゃう楽しさは相変わらず(笑)。
 和泉式部の、娘を亡くした時に詠んだ歌、ってのは子供のいない私にも沁みました。
 次巻に続きます。