読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ちはやふる 二十二~二十五巻 末次由紀著 講談社コミックス

名人位、クィーン位挑戦者決定戦、男子は原田先生と新、女子は猪熊遥と逢坂恵夢。

第一戦、勝者は原田先生と猪熊遥。原田を気遣う新に、千早はそれでは勝てないとアドバイスする。

第二戦、原田先生は体力回復のため棄権、猪熊は耳のよさに頼っていた過去の自分を見直し、慎重さを覚えて勝利。クィーンへの挑戦権を得る。

第三戦、新は足りない経験値を祖父との思い出で補い善戦。原田もかつての綿谷名人との対戦を連想する。結局原田が勝者となり、新は千早へ告白する。

秋、千早は太一と共に周防と練習試合。散々に負けたが、周防の弱点に気付く。

冬、近江神社での名人戦、クィーン戦。明らかになる周防名人の弱点、詩暢の孤独、猪熊六段の新たな決意。だが名人もクィーンも防衛した。

新は風邪のため家でネット観戦していたが、最終戦思わず近江神宮の駆け付け、周防名人に宣戦布告。翌日、高松宮杯で太一と新が対戦する。…

 

 原田先生メインになって思いました。…何となく『動物のお医者さん』と似てる。バックの書き文字とか、線の感じとかテンポとか。

 おじさんが頑張る展開、ってのは女性誌では珍しいような…。『3月のライオン』はあれ、青年誌だもんなぁ。原田先生、若い頃ハンサムだったんですね。勤務先の競技環境に恵まれず、耳の衰えを自覚しながら、それでも勝つ工夫を。王道といえばそうなんですが、やっぱり胸に迫ります。関西ではアニメは放送されてなくて、ウェブ配信に頼ってるんですが(これ見逃しがちで嫌なんだよなぁ;)、申し訳ないけど、どうしても、石塚運昇さんだったらどんな演技されたのか、と思ってしまう。これは『ハンターXハンター』の永井一郎さんでも思いました。

 猪熊六段の事情は、これは女性誌の本流ですね。桜沢先生を演じる林原めぐみさんと、猪熊六段を演じる坂本真綾さんの競演も楽しくて(笑)。名人とクィーンの状況も語られ始めました。

 綿谷名人役の有本欽隆さんはそのままのキャスティングで、回想シーン以外ではどうするんだろう、と思ってたら細谷佳正さんが「祖父のイメージをなぞる」として演じられましたね。成程、と納得しました。

 次巻へ続きます。