読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』見ました。

 映画『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』見て来ました。

 2002年放送のTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED』は物凄く好きで、当時毎週楽しみに見ていました。友人のために仕方なく戦っているのに報われない主人公キラ、敵になってしまった親友アスラン。二人がまた同じ側に身を置くことになった時には、「よかったねぇ、よかったねぇ」と親戚のおばさんのように喜びましたっけ。
 鳴り物入りで始まった続編『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、どうもすっきりしない展開で(…;)。武器商人まで話に絡み始めた時には、「そんなに風呂敷広げて大丈夫?」と不安に思ってものでした。両親と妹を戦争で喪った主人公シンは、最後まで復讐に囚われ、最後の方は大筋とは関係ない所に追いやられていたような。でも、『DESTINY』で私が何より寂しかったのは、もう一人のヒロイン カガリが、どうにも情けない存在になってしまったことでした。
 『SEED』って、女性陣がとにかく魅力的で。これこそ真の王者の風格 ヒロイン ラクスは言うまでもなく、マリュー艦長、バジルール副官、問題行動起こしまくる裏ヒロイン フレイ・アルスターですら目を引かれました。
 まっすぐな正論をてらいなくぶつけ、アスランを救うカガリもまた然り。だから『DESTINY』での彼女は哀しかった。そりゃ実際、彼女は無力かもしれないけどさ、叫びは届かず、本当に翻弄されるだけだったので。
 あまりいい思い出で終わらなかった前作を踏まえ、20年越しの今回の新作映画は見に行こうか本当に迷ってました。でも、「『DESTINY』でもやもやした人は見た方がいい」という評判を見て、えいや、と見に行くことに。『DESTINY』の内容はほぼほぼ忘れていたので(爆!)、公式サイトのまとめ動画(偽ラクスには全然触れてなかったなぁ)を見て、錆びついた記憶を掘り起こして、さぁ鑑賞です。

 …面白かったです。そうそう、『SEED』のシリーズってこんな話だった…!
 ファウンデーションという国名やハインラインというキャラ名には、軽いSFファンとしてはどうしても反応してしまう。
 新キャラ、新展開を持ち出しながら、以前と重なる場面もちらほら見えて、懐かしさてんこ盛り。嬉しくて仕方ない。
 「ええ~~~!!!」と驚くばかりの副長アーサー、砲弾全外しの戦略、狂戦士的な敵パイロット、装備でエネルギー充填されるシステム、キラにちょっかいかける女性パイロット アグネスは桑島法子さんが演じ(生き残れてよかったねぇ;;)、戦闘場面で歌が流れる演出。「ミーティア」が流れた時には「これこれ!!」と身を乗り出しましたよ(笑)。
 今までを踏まえてのお笑いも少々入って、アグネスがルナマリアに「シンのどこがいいんだ」「あんなので妥協して」みたいなことを言う場面では どうしても中の人を連想してしまったし、同じような流れで「シンが何も考えてない!」とか「業の深い女が憑いてる」とか言われるのも「いや、あんまりでしょ」と思いながらも笑ってしまいました。
 ムウ・ラ・フラガの「おっさんじゃない!」って台詞も「あったなぁ!!」と懐かしかったし、アカツキに乗って砲口真正面で奇跡を起こす展開は、もうもうやってくれたなぁ!でした。で、やっぱりラクスは最強なのでしたよ。いや、アスランも最強でしたけど。

 ラクスやキラのような志の高い人からすると、デュランダル議長のディスティニー計画は壊すべきものなんだよなぁ。私からすると、生まれつきの向き不向きが分かるのは結構ラクかも、とか思ってしまうんですが、あくまで強制されるのは…ってことですかね。

 アスランと一緒にいた女の子が最後まで思い出せず(…;)、家へ帰ってから調べ直しました。…ルナマリアに妹っていたっけ(←おい;)。