米国での出版は1949年。
2015年で120刷ですよ、凄ぇ…!
冬の森の中、雪の下で動物たちは冬眠をしています。野ねずみも、くまも、小さなかたつむりも…。でも、とつぜんみんなは目をさましました。はなをくんくんさせています。みんなはなをくんくんさせながら、雪の中をかけていきます。みんなとまって、笑って、踊りだしました。
「ゆきのなかにおはながひとつさいてるぞ!」
やわらかいタッチの美しい絵と、詩のような文で、自然の摂理と喜びをやさしく子どもに語りかけます。… (出版社紹介文より)
少し前にTVの番組で、翻訳家 清水真砂子さんが、大学での最初の授業で生徒に読んで貰うのだ、と仰っていた本。生徒たちが読み終わる頃、「ほわぁっ」という声にならない声が教室内に溢れるのだとか。
番組内ではその「ほわぁっ」の理由、絵本の内容は語られず――当たり前なんですけどね、何しろオチだから――「何なの、何が書いてあるのっ??」と猛烈に気になって借りて来た一冊。…覚え易い題名でよかった(笑)。
そうか、おはなか。春先のお花は黄色が多いそうですもんね。モノクロの画面の唯一のアクセント、幸せの黄色。暖かさの象徴。成程。
…しかし、出版社の紹介文でネタばれがあるとは思わなかった;