読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

創竜伝 6 〈染血の夢(ブラッディ・ドリーム)〉 田中芳樹著 講談社ノベルス 1990年

 シリーズ6冊目。

 カナダ近くの森の中、ヘング・コミュニティで束の間の平穏な日々を満喫する四兄弟。だが四人姉妹のタウンゼントは超能力戦闘員を送り込み、ナパーム弾で森林を焼き払う。さらに乗り込んできた戦闘員のヘリを奪って、四兄弟はシカゴの豪華ホテルでタウンゼントと邂逅。タウンゼントの麾下から暴走しはじめた超能力戦闘員と再戦を始めた矢先、ホテルは外部からレーザー攻撃を受ける。
 発射元はイリノイ州ミシシッピ川のほとりセントルイス茉理たち一行の身柄を捕獲したランバート・クラークが砲撃したもの。再びヘリを駆って茉理の元に急ぐ四兄弟は、四兄弟を試すかのようなランバートに不気味さを覚えながらも茉理たちを救出、その逃走を中国系の移民 王伯仁と李伷先の二人が援助してくれた。彼らにその指示を出したのが華僑の実力者 黄大人。サンフランシスコのチャイナタウンで会った黄大人は竜堂司の旧友だと名乗り、四兄弟に竜泉郷の場所を教えるという。ただ、道程を知っているのは黄大人の兄で、現在 中国の政治犯収容所に収監されているとのこと。彼の救出を承諾したのも束の間、大君の指示を受けたタウンゼントがチャイナタウンを攻撃した。崩壊したビルに巻き込まれた続と終が竜に変身、始たちは彼らを追ってサンフランシスコ湾に走った。…

 白人の方が暗さに強いとか、相変わらず妙な知識が増える第6巻。そうか、それでホテルの部屋の灯りって暗いのかな。
 人類50億人を間引きする、という牛種側の計画が明らかになりました。悪役決定ですね。ランバート・クラークがオタクなコレクションを破壊されて落ち込む姿がちょっと可笑しい(笑)。
 巻末の竜堂兄弟座談会で、一応全10巻であることが明らかになりました。…ちょっと長くなりましたね(笑)。
 いよいよ次の舞台は中国ですね。次巻に続きます。