読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

創竜伝 9 〈妖世紀のドラゴン〉 田中芳樹著 講談社ノベルス 1994年

 シリーズ9冊目。

 茉理たちの捕虜となったタウンゼントは、滞在先の亜南飯店に忍び込んできた怪物 野狗子に殺された。さらに茉理たちに襲い来る怪物を、仙界から戻った竜堂四兄弟が阻止する。茉理と四兄弟は再会した。
 ビクトリア湾に夕食に出た終と余は小早川奈津子に襲われ、翼のはえた大蛇 騰蛇(とうだ)に助けられる。そのまま敵の本拠地マリガン・ファーイースト・コーポレーションに乗り込み、そこに居合わせた続と合流。余から連絡を受けた始も加わってビルを駆け抜け、在地責任者とランバート・クラークとの電話連絡現場に直面する。ランバートは香港に向かっての核ミサイル発射を指示、竜堂兄弟は着弾を阻止するべく竜に変身して衛星軌道へ飛翔した。核ミサイルと軍事衛星は破壊できたが、白竜が無数の糸に絡め捕られ月に引き寄せられ、他の三竜も追って月へと飛ぶ。
 月面での戦いの後、西王母の意思を受けた九天玄女の手助けで、四兄弟は地球の香港へ戻った。が、またすぐ小早川奈津子と四人姉妹の残党の襲撃を受け、四兄弟は敵の本拠地ロンドンへ向かうことに。香港に逃亡していた労働者連盟事務局長を脅してパスポートを作成、飛行機に乗ったが飛天夜叉に攻撃される。始は青竜の力 重力操作で飛行機をスコットランドに着陸させる。
 日本では富士山が噴火、鳥羽一家を守るように曹国舅と藍采和、瑤姫が現れた。余の夢には 3000年前の牛種との争いがいよいよ明確に浮かぶ。青竜王が赤城王と刃を交え、時空の狭間に落ちてしまった様子も。白竜王が一人、青竜王を探しに行く。…

 ポンティアナとかいう怪物は、内臓むき出しってことは、そりゃ気持ち悪いけど、弱点さらけ出してるってことだよなぁ。…と思ってたら、天使のなっちゃんにあっさりやられてしまいました。…そうでしょうとも(笑)。
 松永良彦くんの正当な飼い主も明らかに。赤城王は後々出てくるってことですね。
 さて、次巻の舞台はイギリスです。