読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

テルマエ・ロマエ Ⅰ~Ⅲ ヤマザキマリ著 エンターブレイン

 世界で最も風呂を愛しているのは、日本人とローマ人だ!!
 風呂を媒介にして日本と古代ローマを行き来する男・ルシウス!! 彼の活躍が熱い!! ……風呂だけに。
 マンガ大賞2010 大賞受賞!                           (内容紹介より)

 
 この作品を知ったのは多分随分前、友人から「この間変な漫画読んで…」と教えて貰ったのが最初だったと思います。
 「古代ローマの風呂の設計士が現代日本にタイムスリップして、銭湯の富士山だのフルーツ牛乳だのシャンプーハットだのに感動して、また元の時代に戻って、マネしたお風呂作るのよ!」(←楽しげ)
 後々あちこちで紹介されたり、映画にもなったり、あれよあれよ、ヒット作に。
 今回図書館の書架で見かけたので借りてみたんですが、まぁ改めてびっくり。こんなに暑苦しい絵柄だったのね!(笑)。
 確かに、ある程度リアリティを追求しないと説得力がない作品ではあるんですが、平たい顔族の日本人も、結構暑苦しい顔してるような…(笑)。
 3巻目まで読んで、連想したのが『美味しんぼ』。いえ、山賊を使った町おこしに温泉街、って展開に、「美味しいものを食べたらすべて幸せ、問題解決」と似たような価値観を思ってしまいまして。こいつら、「温泉につかったらすべて解決」なのか!?ってなもんで。いや、ギャグ漫画なんだからそれでいいんですけど。
 皇帝の人物像等、歴史に忠実なのにも驚きました。そうか、本気出すならとことんやらないと駄目なのね。
 いや、フルーツ牛乳久しぶりに飲みたくなりました。駅の売店に今でも売ってるのかな。