読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

氷菓 米澤穂信著 角川スニーカー文庫 2001年

 第五回角川学園小説大賞奨励賞受賞。
 米澤穂信デビュー作。

 何事にも積極的に関わらないことをモットーとする“省エネ”少年・折木奉太郎は、神山高校入学と同時に、姉の命令で古典部に入部させられる。
 そこで出会ったのは好奇心少女・千反田える。彼女の「わたし、気になります」の一言で、奉太郎は動かざるをえなくなる。
 いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。あるはずの文集をないと言い張る少年。
 そして、えるが古典部に入部したそもそもの原因、彼女の伯父関わったという三十三年前の事件。幼い頃、何故えるは伯父の話を聞いて泣いてしまったのか。『氷菓』という題名の文集や通称「カンヤ祭」と呼ばれている神山高校文化祭に、その真相が秘められているらしい。
 旧友にして自らデータベースを名乗る博識の福部里志、図書委員で漫画研究部の幼馴染 伊原摩耶花。彼らと共に、薔薇色になるかもしれない奉太郎の高校生活が始まる。…
 

 米澤さんのデビュー作、ということで気になっていた作品。
 『満願』しか読んでなかったので、ギャップにまず驚きました。…学園ものから入ってたんだ…!!
 とはいえ、最終的に出た結論はやはり少々重くて、片鱗あるなぁと思ったり。『ハルチカ』シリーズも連想しましたね、あれも妙に重いテーマ扱ってたりしてたもんなぁ。
 お姉さんもいずれ関わってくるのかな、シリーズ追いかけてみようと思います。