読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

舞姫 テレプシコーラ 第二部 4巻  山岸涼子著  メディアファクトリー

 ローザンヌ国際バレエコンクール、いよいよ準決戦。
 高熱をおして「ジェンツァーノの花祭」を踊る六花、でも最後の最後で転んでしまい、コンテンポラリーの棄権を決めます。反対に茜は絶好調、管野先生の目から見ても本選出場間違いなしと思われたのに、何故か落選。どうやら審査基準がクラシック偏重からコンテンポラリー重視に変わったらしい。
 最終日、茜には留学のオファーがいくつか来ますが、六花にはカードすらない状況。あたふたと走り回る中、決戦が始まります。

 TVでローザンヌ国際バレエコンクールの映像を見ていても、コンテンポラリーを私はあまり面白いとは思わないんですが、時代はそうではないようで。
 六花がシンデレラ・ストーリーを踊らなかったことは本当に残念。それでも踊らせてやればいいのに、とは部外者の意見なんでしょうねぇ。でもあの状態だったら、怪我とかにも繋がったかもしれないもんなぁ。六花にオファーのカードすらない、ってのは伏線だった訳ですね。事務局の人もいい加減というか、まぁ知らないなら仕方ないのかもしれないけど、一人のバレエダンサーの将来がかかっているというのに。
 さて、ローラ・チャンの「黒のスワニルダ」で4巻は終了。5巻で最終結果です。