読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

舞姫 テレプシコーラ 第二部 5巻  山岸涼子著  メディアファクトリー

 最終巻。第二部はローザンヌ一色でしたね。

 ローザンヌ国際バレエコンクール、決勝。皆がローラ・チャンの踊りに圧倒される中、六花はローラが空美ではないかという疑惑を抱きます。
 いよいよ表彰式、思いがけなく舞台で六花の名前が呼ばれます。尻込みする六花をローラが叱咤、しかも日本語で。…

 
 コンテンポラリーを強調した第5巻。ローザンヌ国際バレエコンクールは大体毎年見てるんですが、私はこちらをあまりいいと思ったことがなくてですね;; クラシック部門の方が判り易く面白いと思ってしまうんですよねぇ。この漫画読んでたら、「そんなに面白いのか…!」と自分の見る目のなさを思い知るんですけど。
 もう一気にハッピーエンドに向かう展開、六花ちゃんはやっぱりちょっとじれったいけど(苦笑;)、彼女の心には千花ちゃんがいて、千花ちゃんの誇り高い価値観が六花ちゃんを支えています。今回はそれにローラまで弾みをつけましたね。彼女はどういう経緯であの境遇を手に入れたんだろう。
 六花ちゃん演じるシンデレラが拍手喝采を受ける場面も見たかったなぁ、とちらっと思いつつ。第二部初めの方ではぎこちなくコンテンポラリーを踊っていたローラ・チャン。後半で開眼したのは、一緒のグループにいた六花ちゃんの影響もあったのかしら。いずれ六花ちゃんの振り付けでローラこと空美ちゃんが踊る日も来るんだろうなぁ。