「物語」シリーズ最終巻。
ネタばれあります、すみません;
最終話 こよみリバース
高校卒業式の翌日。朝起きて鏡を覗き込んだ阿良々木暦は、逆さまの世界に迷い込む。逆さまになっているのはそれぞれで、火憐は着物の合わせが逆になっているくらいだが、月火は小さくなっているし、斧乃木余接はパンツルックで表情豊かに暦を罵倒する。
解決法を探して暦は北白蛇神社へ、そこに祀られていたのは大人の姿の八九寺真宵。神原駿河の家へ行けばレイニー・デヴィルに襲われ、ブラック羽川に助けられる。家へ帰れば 同居している老倉育が親し気に懐いてくるし、千石撫子はずけずけとガラが悪い。
やがて、暦の異変を感じ取った斧乃木余接が自身を見つめ直し、暦の知る余接となって現れる。彼女と共に、こちらの世界のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードを訪い、ブラック羽川に言われた「相棒」を探そうと神原家に乗り込む。不思議な現象が起こるという神原家の風呂場で、暦は臥煙遠江に出会い、「直江津高校」のヒントを貰う。果たしてそこにいたのは、暦の相棒――忍野扇だった。扇はこの世界の真相を語る。この世界は、阿良々木暦が作り出した世界だ、と。余剰なもの、心残りを引っ張り込んで。…
西尾通信として、「掟上今日子の備忘録 第一話 初めまして、今日子さん」収録。
え、ハーゲンダッツの直売店、日本にもうないの!? 三宮にあった店が無くなってたのは知ってたけど。(←え、そこ?)
…と言う訳で思わぬ知識が得られた最終巻。
鏡の国の登場人物のセリフがずっと鏡文字になっていて、これずっと続いたらどうしよう、と思ってたら途中で正文字(?)になりました。…よかった(笑)。
最後の最後で臥煙遠江さん登場。本当、特に怖そうな感じではないのですが、専門家たちから恐れられ、交流したくないと思われてる訳ですから、色々裏があるんでしょうね。
さて、暦は大学生になれたのか。ひたぎに対しての心残りはなかったとのこと、まぁ惚気てますこと(笑)。まぁ、これで一応一区切り! あくまで一応、なのが怖いとこですが。
『掟上今日子』のシリーズはどうしようかなぁ。