「螺旋プロジェクト」未来篇。
2095年、壁によって分断された東京は〈不眠の都〉と呼ばれていた
目覚めるのははたして天使か怪物か
眠り姫を目覚めさせるため、八人目の王子は壁を越える
眠りを解く新薬〈王子〉の開発を命じられた青年シュウ。
書いた覚えのない自著の秘密を追う小説家のマユズミ。
奇書『眠り姫の寝台』の謎を解く探偵のナツメ。
動物園から逃走した動物たちの行方を探る調査員の五夜。
幻の古い楽譜を探す作曲家・ホシナ。
不眠の民のための施設〈クモリゾラ〉で働くドゥーブル美冬は客に「黄金の酒」を分け与え、行方不明の同僚美衣を心配している。
壁の建つ東京を舞台に、古代より繰り返されてきた争いの物語が、「眠り姫」の物語に塗りかえられていく―――。 (帯文に付け足しました)
「螺旋プロジェクト」最終話はサイバーパンクだったか~! 苦手だ~!!(爆!) 時間かかった~!!!
初めて読む作家さんです。
ある種 幻想的な雰囲気の中、登場人物が多くて把握しきれなくてですね、どこがどこへ繋がるのか今イチ分からないまま読み終えてしまいました。…記憶力の低下が憎い;;
キーとなる「黄金の酒」の名前がゴールデンスランバーだったり、くすぐりも多々ありましたね。本についての「ほとんど覚えてないのになぜ読むんだ」のくだりには思わず首をすくめました(苦笑;)。
シリーズについては、山の民 海の民のあれこれはほぼ関係なかったような…。とりあえず、達成感は味わえました。