読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

創竜伝 4 〈四兄弟(ドラゴン)脱出行〉 講談社ノベルス 田中芳樹著 1989年

 シリーズ4冊目。

 始が祖父の残した蔵書の山を漁っている竜堂邸に、公安警察が乗り込んできた。とりあえず刑事たちをのして、墨田川河口へ逃げる四兄弟と茉理。彼らを追いかけて来たレディLは、始に中性子爆弾を取り付けることに成功する。単なる脅しの筈だったのが、マッド・サイエンティストが起動スイッチを押してしまった。始は爆弾を抱え込んで爆弾被害を防ぎ、自身は原子力空母に捕らわれの身となる。
 生体解剖しようとした田母沢博士にメスを突き立てられ、始は青竜に変身。重力を操り空母を浮かせ ソ連領空を侵犯、北極海上空を通ってアメリカ本国へ進む。
 一方、残る三兄弟と茉理首相官邸を襲って総理大臣と官房長官を人質に取り、合流してきた虹川 蜃海 水地と共に、自衛隊輸送機で始の元に向かおうとしていた。だが機内に潜んでいたレインジャーによって輸送機が破損、三兄弟は竜になって、輸送機を守りながら始の元へ急ぐ。青竜の居場所は、何故か余が感知していた。
 アメリカ各基地を破壊し、飛び交う核ミサイルを撃破する四竜。人身となった四兄弟はアメリモンタナ州に降り立ち、茉理たちを探す。茉理たちの乗っていた輸送機は、バージニア州に置かれていた。…

 始兄さんが青竜に変身。備わっていた能力は木がにょきにょき、ではなく重力操作でした(笑)。
 殷周革命とか牛種との因縁とか、前世の出来事が描かれ始めた第四巻。茉理ちゃんもタダモノじゃないことが明らかになります。レディL、田母沢博士もあっさり退場。まぁこれは、さっさと片付いて貰わないとね。
 敵側に黒幕がいるように、こちらにも八賢人がついている様子。舞台はアメリカに移ります。
 次巻へ続きます。