読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

「Break Out Presents ユーリ!!! on Concert in Osaka」夜の部に行って来ました。

 7月1日、『Break Out Presents ユーリ!!! on Concert in Osaka』に行って来ました。
 2016年秋に放送されたアニメ『ユーリ!!! on ICE』の劇中曲のコンサート。
 久々にドはまりしたアニメ、公式が催すイベントにはできる限り参加しようということで、夜の部に行って参りました。
 地方公演で新規発表はあるまい、と思ってたんですが、その前からじわじわと情報が漏れ聞こえ、ライビュ決定で「これはきっと何かある…!」と高まる予感。案の定、公式からも劇場版に関する情報解禁がある、とのお知らせ、もうガッツポーズですよ。もうわくわくしながら出かけました。
 今回も友人まいさんと一緒、まいさん、毎度ありがとう♪


 何しろコンサートというかライブ自体への参加がめったになくてですね(小劇場はその昔よく観に行ってたんですが)、会場に着くと床がふかふかで驚きました。…いやこれ、足挫く人いるよ…(苦笑;)。 後から考えると、ジャンピング対策なんですね~。席は、というと前から5列目のど真ん中。いい席だ、いい席なんだけど、両側に設置されたモニターが見にくい、舞台の奥が見えない…;; でも音響はいい筈、と自分を納得させつつ。
 さて、パンフレットを、と思ってたら…別会場ですか! しかも売り切れ;; …私、物販が別会場になってるような大規模なコンサート初めてなので。…いや、元々コンサートやライブの経験値低いけど;;


 まず「はぁい、ヴィクトル・ニキフォロフです」から始まる諸注意が流れました。「グランプリシリーズ真っ只中だね」…録り直しは無しか(苦笑;)。
 舞台上にセットされた空の席に続々集うオーケストラ団員、調弦の様子が映し出され、最後はピッコロでのジングルで〆。
 『ユーリ!!! on Concert in Osaka』はグランプリシリーズのオープニングファンファーレから始まりました。腹に響く大音響、わぁ、やっぱり迫力が違う…! 照明もレーザー光線も華やかで眩しい、でもやっぱりオーケストラの奥が見えない…;;

 第一話、ヴィクトルと勇利のスケーティング映像と共に「アリア≪離れずにそばにいて≫」。
 続けてクリストフ・ジャコメッティのFS曲「スペイン狂詩曲」、で、ジ・グァンホンSP曲「La Parfum de Fleurs」。
 第四話のミラの台詞「日本で何があったんですかねぇ」から始まるシーン、リリア初登場に次いでユリオの「この体ごとくれてやるよ」の映像が流れた後、BGMが数曲。暗い舞台に、するするとグランドピアノが登場、そうか、こういう風にセットされてたのか。それまで指揮台に立っていた松司馬拓さんがピアノを演奏されました。「Gigue in St.Petersburg」ここまでは前回と一緒、ここから変わりました。まず「Showdown」(多分)、それからヴィクトルが館内着でくつろぐ場面あれこれと共に「ゆ~とら♨」。
 下手奥の高くなった場所に三人並んだ男性陣、各々白い手ぬぐいを頭に乗せたり肩にかけたりしながら口笛で演奏。ああ、見にくい…! どうやら両端のモニターに映っているのが全世界配信の映像らしいな、と判断。そちらではちゃんと大映しになっているので、そちらも横目で見ながら、と大忙し。会場からはくすくす笑い声、さらに松司馬さんの鍵盤ハーモニカでの参戦にさらにくすくすが増して、止めに工藤和馬さんの合いの手(?)「ウッ!」。思わず笑ってしまいました。このBGMの最後はカツ丼で唇をてらてらにしたヴィクトルの台詞、「それまでカツ丼禁止だよ、仔豚ちゃん♡」で〆られました(笑)。

 「Kamome」「5+7」(多分)の後、再度流れるヴィクトルのナレーション、ここからは各選手のSPやFS曲だよ、との説明。舞台には様々な大きさの太鼓が用意され、というかこちらに知識がないため後から調べたんですが、タヴラという楽器らしいですね、特別ゲスト ユザーンさんも加わってピチット・チュラノンFS曲「映画“王様とスケーター2”より『Terra Incognita』」演奏。…よくもまぁ、あんなに手が動くとも…!
 続いてジ・グァンホンFS曲「映画“上海ブレード”より『The Inferno』」。ユザーンさん、タヴラの位置を入れかえてらっしゃいましたね。

 第二話、ヴィクトルが二人のユーリにSP曲を振り分ける映像、勇利の「全力のエロスぶちかまします!」の台詞から、勝生勇利のSP曲「愛について~Eros~」へ。フラメンコギターとサックス、ピアノにヴァイオリンと手拍子。まぁ盛り上がりましたね~。
 ああ、終わった、と一息ついてたら、いきなり聞き覚えのある前奏。会場からは声にならない悲鳴、吹き鳴らされるトロンボーン(だったと思うんだけどな、でも後から考えるとこういう時にはトランペットだよなぁ)。画面にはイ・スンギルの映像、さらに上がる歓声。SP曲「Almavivo」、初上演です。(いや、昼公演あったけどさ)
 サックス、ヴァイオリン、フルートと打楽器担当の4人が前に出て、特に打楽器の大家一将さんが踊る踊る(笑)。楽器も色々持ち換えて、マラカスだったり巨大なギロだったり(これは関西である程度の年齢のお笑い好きしか分からないのですが、音曲夫婦漫才の暁伸・ミスハワイさんが「アーイーヤー♪」という掛け声とともにかき鳴らしていたアレです、多分)、フルートの多久潤一朗は観客席に「立って、立って」のジェスチャー。え、立つの、クラシックだよ、と戸惑ってたら前の席の人たちが次々と立ち、まぁ、じゃあこっちも立たないと見えないじゃん、と起立(笑)。歓声手拍子サイリウム、盛り上がる盛り上がる(笑)。
 この曲でスンギルの映像は最初の方だけでした。それもむべなるかな、音楽と合う筈がない! だって何度も繰り返されるんだもの。終わったな、と拍手してたらまた演奏が始まり、え、まだやってくれるの、と思ってたらさらにもう一度。多久さんのけぞってのフルート演奏、いやぁ、あんな吹き方初めて見た(笑)。手拍子で手が痛くなりました(笑)。

 すっかり盛り上がった会場、ジョベット・リベラさん登場。座って落ち着いた観客席を見渡してにやり、クリスSP曲「Intxcated」。もうノリノリで(笑)。
 続いてレオ・デ・イグレシアSP曲「Still Alive」、ギオルギー・ポポーヴィッチFS曲「A Tales of Sleepng Prince」、AISHAさん前と衣装違う! 白のキャミソールドレス、裾はふりふりに膨らんで生足を惜しげもなく披露、可愛い!
 ピチット君のSP曲「映画“王様とスケーター”より『Shall we Skate?』」、それからJJのSP曲「Theme of King JJ」。勿論ジャン・ジャック・ルロワの台詞「曲とのコラボレイションを大切に~」から始まりましたね。で、ミケーレ・クリスピーノFS曲「Serenade for Two」。今回は視線が泳ぐことはなかったです(すみません;)。
 
 博多空港での勇利とヴィクトルの映像と共にBGM「At The Airport」、ユーリ・プリセツキーSPの映像と共に「愛について~Agape~」。
 そしてオタベック・アルティンSP曲「≪サマルカンド≫序曲」、続けてFS曲「交響曲第9番 第2楽章 「降臨」-建国版-」。炎が噴き出る演出、コーラスも加わってド迫力。体に音が響く響く。
 ピアノが前面に用意され、ユリオFS曲「ピアノ協奏曲 ロ短調 アレグロ・アパッショナート」。今回、配信の方でピアノ鍵盤のどアップ映像も流れていて、…これ皆さんミスタッチできないじゃん;

 最終話、ヴィクトルに送り出される場面、勇利の「僕の名前は勝生勇利」の映像から勝生勇利FS曲「Yuri on ICE」。ついうっかり(?)映像の方をガン見してしまい、いやいや、折角なんだから奏者の方見ようよ、と意識を切り替えたのはかなり曲の後半になってから;
 で、やはり最終話、「世界選手権5連覇くらいやって貰わないと割に合わない」の映像から、勝生勇利エキシビジョン曲「デュエット≪離れずにそばにいて≫」。工藤さん再度の登場と、ソプラノの松原凛子さん、ええ、関ジャニ∞のTheモーツァルト音楽王No.1決定戦 カラオケ王No.1見てましたよ、おめでとうございます! こんな上手い人に歌って貰ってたんだな~、この曲。

 一応これがラスト、ということで皆さん舞台から退場、鳴りやまない拍手。いや、アンコールあるよね、前は「Banquet Rock~Yeah Yeah Yeah」からだったよね、と思ってたら悲鳴のように鳴り響くエレキギター、映像はピンクのジャケットを着たユリオ。「前と違う――――!」と上がるテンション、ユリオのエキシビション曲「Wellcame to The Madness」でコンサート再開です。ボーカルさんの「スタ――――――――ンダ――――――ップ」に煽られてやっぱり立つ!(笑) で、やっぱり「Banquet Rock~Yeah Yeah Yeah」も。

 松司馬さんと梅林さんとの間でマイクの譲り合いがあった後、松司馬さんのご挨拶を聞くことに。こんなに早く二回目が開催になって嬉しい、海外や佐賀でもやりたい、聖地巡礼じゃないけど、で観客の声援に答えてご自身の出身地や御祖父母の住まいという個人情報を全世界に流してしまったり。
 エレキギターを弾いていた梅林太郎さんは松司馬さんに背中を押されて英語で挨拶、続けて松司馬さんも英語で改めて挨拶されました。

 ちらちら戻ってらっしゃる楽団員さん達、昼間は一人一人紹介されたそうなんですが「それでダレてしまったので」と松司馬さん、「勝手に入って入って」。でも結局紹介されてましたけど(笑)。大きなギロを肩に担いだ大家さん、客席に悠々と投げキッス(笑)。絵になる人だなぁ(笑)。
 
 で、いよいよED曲「You Only Live Once」演奏。誰が歌うんだろう、と思ってたら「羽多野サン今日来ないけど」と「Still Alive」を歌われたお二人が登場、ラップ付きバージョンです。
 続いて勿論OP曲「History Maker」。これはボーカリスト全員集合で大合唱。繰り返されるサビ部分、打楽器パート、金管楽器パート、木管楽器パート、弦楽器パートごと等別々に演奏されました。
 
 アンコールの間中観客は立ちっ放し、奏者が舞台から去るのを手を振ったり拍手を贈ったりしてお見送り。このままアンコール続けたら、もう一度戻って下さらないかしら、とちらっと考えたり。いや私、かつて『演劇集団キャラメルボックス』の公演で、「お願いですから帰って下さい」とキャストの皆さんにジャパニーズ土下座させた経験ありますから(苦笑;)。
 でも当然そんなことはなく、目の前の大画面には新作映画の情報が映し出されました。
 ブルーを基調とした寂し気なイラストと共に、諏訪部さんのナレーション「ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE(アイス アドレセンス)」「2019年公開」。
 観客席からは悲鳴が上がり、でも私は「…『ウテナ』??」とこっそり思っていたのでしたよ(苦笑;)。時間を確認すると8時20分、公式発表より少し早めだったようですね。

 会場の外に出ると一面に新作映画のポスターが貼られてました。…スタッフさん、上演中に頑張って貼ってくれたんだなぁ; 皆さん、写真撮ってらっしゃいました。


 何しろ記憶だけを頼りに書いた記事ですので、細かい覚え違いなどあると思います、ご容赦下さい; 特に今回、曲順に全然自信がない;; まぁ、こんな感じだったな、ということで。そうそう、配信映像は前回より随分グレードアップしてるよな、とちょっと黒い感情が湧きましたっけ(笑)。
 いや、楽しかったです、思った以上に。こんなに楽しいなら、MBSアニメフェスもライビュではなく実際に見に行こうかしら、と真剣に考えてしまいましたよ。
 新作は来年の、年末だろうなぁ。私はヴィクトルの苦悩、とかはあまり見たくないのですがね、何しろ何でも軽やかにこなす天才であって欲しいので。どんな内容なのか楽しみです。