読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

劇場版 魔法少女まどかマギカ『[新編] 叛逆の物語』見ました。

 今更ですがネタばれあります、すみません;

 先日から兄が帰省しておりまして、WOWWOWでやっていた『まどマギ劇場版[新編]』を録画したとかでDVDを見せてくれました。まぁ元々兄が何故『まどマギ』に興味を持ったかというと、私のデッキに入っていたTV版全12話を勝手に見たことが切っ掛けらしいので、遠慮なく見させて貰いましたよ。…しかし、「持って帰るからこの週末に見てしまえ」ってのはせわしいわ;

 もうなくなってしまった筈の日常から始まる一篇。相変わらず不安を煽るような変身シーン。
 あれ、これ誰かの心の中に閉じ込められた風景だよね、だとしたらほむらちゃんしかありえないよね、というのは結構早い段階で気が付きました。というのは多分、佐々木淳子さんの一連の作品を、私は網羅しているから。
 TVシリーズが終わった段階で、「漫画『ダークグリーン』のラストと似てる、って話題があるらしいよ」という話は友人から聞いていました。だから今回、無意識のうちに佐々木淳子さんの作品群を参考資料として比べていたのかもしれません。

 そもそもTVシリーズのラスト、滂沱の涙を流しながらも私はちょっと疑問を抱いていて、それは「まどかがいなくなった世界で、どうしてほむらはまだ魔法少女なんだろう…?」というもの。
 ほむらが魔法少女になった理由はまどかを救いたかったからで、ということはまどかがいなければほむらは魔法少女にならなかった筈。しかもまどかの望む「全ての魔法少女の救済」に、ほむらは当てはまらなくなってしまう。
 「円環の理」から外れたほむらはただ一人、自由な行動を起こせる人物になってしまう。それがダークサイド(笑)への転落、とは思いませんでしたけど。神の一部を現世に引きずり下ろすほどの魔力を、何時の間に手に入れたのやら。まどかを中心として編んだ時間軸のせいでまどかに魔力が溜まってしまったのなら、もう一つの中心ほむらにも、魔力が溜まっていていたということかしら。

 あと、今の時期だからこそ思った感想が一つ。色々と煽ってるなぁ、ということ。ほむらのまどかへの「愛」だけでなく、さやかと杏子の関係も。背中合わせに手を恋人繋ぎしてましたものね(笑)。
 『ユーリ!!! on ICE』を、そういう点で切り捨てた人たちは、やっぱり『まどマギ』も否定したんだろうか。それともこちらは受け入れたんだろうか。

 悪魔になったほむらちゃんを、まどかは受け入れて救済するのか、それとも示唆されてたように対立するのか。
 …これ、続き出るんだろうなぁ。