シロガラス ➍お神楽の夜へ 佐藤多佳子著 偕成社 2015年

　シリーズ第４巻。

　雪気は子供たちに、二十年前に現れた謎の二人組のこと、自分たちを森崎古丹の仲間だと話し、雪花を奪っていったリサンダール人のことを語る。
　子供たちは森崎古丹の眠るコールドスリープ装置を見つけようと、神社のあちこちを探し回る。やがて、隠されていたらしい古文書を偶然見つけ、数斗は地元の郷土史研究会に入ることに。
　だんだん強くなる超能力を感じる子供たち。お神楽の本番も近づいてくる。お祭りの夜、６人が踊る舞台に、青い光が満ちる。…

　それぞれがそれぞれに成長していく様子が描かれる第４巻。みんな、物事を前向きに捕え始めた感じです。次巻、いよいよ子供たちの前に「謎の二人組」が現れるようで、言ってしまえば佐藤さんらしくないこの物語、どう展開するのか。
　…でももう一年経ってるんだけど、第５巻まだ出そうもないんですよね～。
　次巻に続きます。