シリーズ二冊目。
夏休み、美綾はパピヨンの姿をした八百万の神・モノクロを連れて、大宮の父方の祖母の家を訪れた。そこで従弟・和志の家庭教師をしている門宮弓月と出会う。彼女は神社の娘で、巫女のアルバイトもしているらしい。彼女に連れられ、夜の神社で光る蛇のビジョンを見る美綾。そのことを知った弓月の知り合いの飛葉周は、美綾につきまとうようになる。飛葉は「古い神を探している」と言い、だが相手にしない美綾の気を惹くため、モノクロを誘拐した。モノクロが「神気」を帯びている、ということを見抜いて、しかし美綾が「能力者」であると誤解したまま。…