読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ワンピース 巻十二~十七 尾田栄一郎著 集英社ジャンプ・コミックス

 スモーカー大佐から逃げ出して、“偉大なる航路(グランドライン)”に入った麦わらの海賊団。クジラのラブーンと新たな約束を交わし、最初の町ウィスキーピークへ。ミス・ウェンウデーことビビ王女も登場する。(巻十二)

 眠りこけた仲間を横目に、犯罪集団バロックワークスを相手に一人大立ち回りを演じるゾロ。そのさ中、バロックワークスオフィサーエージェントMr.5とミス・バレンタインがビビを殺しに現れる。だが目を覚ましたルフィとゾロとが瞬殺。ビビの境遇を聞いて、一行はビビの国・アラバスタを目指すことに。
 次の島リトルガーデンは、恐竜が生きている太古の島。巨人の戦士二人が、自らの誇りをかけて100年も決闘を続けていた。(巻十三)

 巨人の決闘を邪魔するバロックワークスに怒り心頭のルフィたち。ドルドルの実の能力者、蝋人間のMr.3と、色で人間の感情を操るミス・ゴールデンウィークを、手こずりながらも倒す。(巻十四)

 Mr.3に渡される筈だったアラバスタへの“永久指針(エターナルポース)を手に入れて、一路アラバスタへ向かうルフィたち。だがナミが高熱で倒れてしまい、医師を探して進路を変更、たどり着いたのは冬島ドラム王国だった。この島で一人しかいない医者を訪ねて、ルフィとサンジは瀕死のナミを背負い、雪山を登る。(巻十五)

 Dr.くれはとトニートニー・チョッパーの住む城で、手厚い治療を受けるナミ。チョッパーをすっかり気に入ったルフィは仲間に引き込もうとするが、チョッパーは心を開かない。そんな折、かつてチョッパーの恩人・ヒルルクを殺した原因となったワポル国王が、ドラム王国に帰って来た。(巻十六)

 事情を知らないながら、ヒルルクの信念の証“髑髏の旗”を守ろうとするチョッパーを見て、ルフィはワポルを叩きのめす。チョッパーを仲間に迎え、快方に向かったナミと共に、今度こそ船はアラバスタ王国へ。(巻十七)…


 巻十二でドラゴンがちらっと、表紙ではガープ中将も出て来てて、巻十七でエースが、巻十三でミス・オールサンデーことニコ・ロビンが、巻十五でチョッパーが登場。でもやっぱり、グランドラインに入る前の仲間4人は何だか特別に思えてしまう。何気なくルフィが言う「大切なんだよ!」、もう天然の人たらしっぷり。
 アニメでは色々手こずって敵をやっつけてる感じがしたのですが、漫画でみると結構あっさり倒してて、ルフィたちの強さのレベルが段違い。…そうか、時間稼ぐために戦闘場面長くしてたのね~。その分、ウソップがゴーグルを買う場面とかもちゃんと描かれてましたものね。
 チョッパー演じる大谷育江さんの可愛らしさにくらくら来たのも思い出しました(笑)。
 「動く」場面とかは、何だかやっぱり読み難い。船から落ちた、と思われたウソップを手を伸ばして助けて、でも「船に戻る」コマは描かれない。いつの間にやらルフィの外套の袖がなくなってる、どうして?と戻って読み直したら、髑髏の旗を支えようと縛ってる布がどうやら袖を引きちぎったもののよう。縛ってるコマはあるんだけど、袖を破るシーンは描かれていない。分かり易さよりテンポを重視してるんだろうなぁ、それだけ読者を信頼しているというべきか。
 ルフィはビビからリーダー論まで教わって成長してます。次はアラバスタ王国編です。