読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

ワンピース 巻三十五~四十四 尾田栄一郎著 集英社ジャンプ・コミックス

 ウォーターセブン編からエニエス・ロビー編へ。

巻三十五
 ゴーイング・メリー号との別れを決めたルフィ。ウソップはその決断を受け入れられず、一味脱退とメリー受け渡しを賭けてルフィと決闘する。
 一方、ルフィたちの前から姿を消したロビンは、ウォーターセブン市長アイスバーグ殺害未遂現場で目撃されていた。

巻三十六
 ウソップから二億ベリーを奪ったフランキーとアイスバーグ殺害未遂の犯人はルフィと思い込んだ造船所ガレーラ・カンパニー職人達の間で、三つ巴の戦闘が始まった。高潮“アクア・ラグナ”も迫る中、アイスバーグが再び襲撃される。襲撃者の狙いは古代兵器“プルトン”の設計図だった。

巻三十七
 暗殺者・CP9は設計図を持つのはアイスバーグの弟弟子、カティ・フラムことフランキーだと見抜き、ウソップと共にいるフランキーの元へ。フランキーの、親方トムとの過去が語られる。

巻三十八
 CP9の手によってゴーイング・メリー号は高潮の海に放たれた。ウソップ、フランキーはCP9に捕まり、護送のため海列車に乗せられる。
 サンジもロビン救出のため海列車に乗り込み、濡れ衣の晴れたルフィたちも“パッフィング・トム”の前身“ロケットマン”で海列車の後を追う。

巻三十九
 サンジはウソップ、フランキーと合流し、海列車の後部車両から順々に前へ攻めていく。だが折角会えたロビンの決意は変えられず、列車はいよいよ司法の島エニエス・ロビーへ。遅れてルフィたちも島へ到着する。

巻四十・四十一
 エニエス・ロビー攻防戦からロビンとの再会、そしてロビンの過去話。ロビンの魂の叫びに応え、フランキーは設計図を焼き払う。

巻四十二~四十四
 ロビンを拘束する手錠の鍵を巡って麦わら一味とCP9が争い、その過程でチョッパーが暴走。鍵はウソップの手によって何とか届けられ、ロビンの救出は成った。だがロビンの恐れるバスター・コールはかけられ、逃走用の船も破壊された。ロブ・ルッチとの戦闘後で動けないルフィ、彼を待つ麦わらの一味の元にゴーイング・メリー号が駆け付ける。…


 ニコ・ロビンの過去話は好きなエピソードでして。当時、この回のアニメは関西では確か土曜の夕方に放送してたんじゃなかったかな、あまりにも先が気になったので、録画していたにも関わらずリアルタイムで放送を見ました。何も知らない母親が傍にいると言うのに!(苦笑;)
 で、凄いなぁと思うのは、未だに母親が「そう言えばあの子どうなったの?」とロビンの行く末を聞いてくること。「…いや、元気に海賊やってるよ」としか答えようがないよ。
 この辺り、やっぱりサンジかっこいいんだよなぁ。「女のウソは許すのが男だ」「たとえ死んでもおれは女は蹴らん…!!!」 そりゃ人魚の夢を砕かれて、甲板どんどん叩いてしくしく泣いてたけど。
 ウソップとの別れを経て、ルフィが得た信念「…おれには強くなんかなくたって 一緒にいて欲しい仲間がいるから………!!」「おれが誰よりも強くならなきゃ そいつらをみんな失っちまう!!!」 そして最終的にはウソップの檄で力を絞り出す。…お見事。
 巻四十四のラストで、ゴーイング・メリー号が最期を迎えます。…これも泣いたんだったよ。
 次巻に続きます。