読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない 岡田斗司夫FREEex著 PHP新書 2014年

 就職がしんどい――よくよく考えれば異常だ。内定が出ない。苦労の末に入った会社はブラック企業。転職も厳しい。いつの間に日本人は、こんなに「仕事」で悩むようになったのだろう。
 どうやら僕たちは「働く=就職」と勝手に思い込んでいないだろうか。なぜか。安定した収入が欲しいから。じゃあ、それは食うため? 好きなことをするため? ところでお金って、そんなに必要なの?
 「評価経済社会」の到来を予言した稀代の評論家が、そこで生き抜くために「仕事サーファー」「愛されニート」をめざせと提言。金儲けからもストレスからも余計なプライドからも解放された、なんとなく気持ちのいい新しい働き方を紹介します。                            (折り返しの紹介文より)


 これ、健康であることが第一条件の働き方だなぁ。ある程度生活資金のある人でないとできにくいし、有能であることも必要。「あいつ友達としてはいい奴なんだけど、仕事頼んだらポカばかりするからかえって手間がかかる」では仕様が無い。お手伝いはそこそこ完璧にやらないと意味が無い。
 お金も使い切れ、とのことですが、例えば怪我したり病気になったりしたらいきなり行き詰ると思う。治療費や何かをみんなでよってたかって負担して貰えるほどのいい人になれ、というのはやはり無理だと思うし。当初は支えて貰えたとしても、長期治療が必要になったら、特に。親子供でも大変なのに。
 一つに仕事に頼り切るな、というのは何となく分かります。クラスで辛いことがあっても塾や習い事が楽しかった、部活がやりたくて学校に行ってた、ってことの発展形だな、と理解できましたが。
 お手伝いをする習慣を身に着けて、面倒臭がらない性格に、コミュニティ能力にも長けて、有能で…って言ったら、これ普通に就職できるんじゃないかなぁ。人見知りで気が利かない私には、ちょっと無理だなぁ。