読書記録~防忘録~

読書記録です。時々、漫画やアニメにも独り言してます。

3月のライオン March comes in like a lion 10巻 羽海野チカ著 白泉社ジェッツコミック

 ひなたを見守る零の高校生活や、育ての母親との関係
 ゆっくりと成長する入江棋士との対戦、
 三姉妹の父親の訪問が描かれた第十巻。

 いよいよラストに向けて、って感じでしょうか。三姉妹の父親の登場で、零の立場も大きく動き出しました。ちらほら見えていたひなたへの執着、愛情がはっきりと出てきます。妻子を捨てたことをまるで悪びれない三姉妹の父親、妙に不気味で得体が知れない雰囲気。…上手いなぁ。
 入江棋士には、零君勝ったのかな。「勝った日は大いに喜び」のコマにアメスキーが出ているので、何だか祝杯をあげているように見えなくもない。でもその前の頁では、深海魚の姿にパニック起こしてるしなぁ。
 父親のエピソードが最終としても、香子や歩との関係はどうなるのかな。描かれないまま、ってのはちょっと消化不良だなぁ。
 次巻がいよいよ楽しみです。