短編集。
ホリデイズ
新米飛行教官と一年ぶりに飛ぶ小説家の航空経路は、ある記憶を辿る旅だった。
未来からの声
脳から脳へ言葉を送る“フラッシュ”が浸透した今、13年後の自分から届いたメッセージ。 いつも頃からか、この作家さんは静謐な文章を書くようになったなぁ。
作品のほとんどに「作家」か「研究者」が登場、ですからどうしてもこの作中人物に作者を重ねてしまうのは仕方のないことで。瀬名さん、双子だったんだろうかとか、飛行機の免許取ったんだろうかとか、奥さん少し年上なんだろうかとか(苦笑;)。
で、はっきり言って分かり難いんですよね~。特に『絆』は、時系列も登場人物も語り部もごちゃごちゃになってしまいまして。ただ、やはり『真夜中の通過(ミッドナイト・パス)』の衛星の復活場面なんかは、小惑星探査機「はやぶさ」の例も相まって、胸に迫る所はあるんですが。
そして、地震の残したものは、この作家さんにも大きなものだったんだな、と思いました。きっと一生変わる筈がなかったものが変わったんだな、と。それは私も阪神淡路大震災で経験したことなので。
作品のほとんどに「作家」か「研究者」が登場、ですからどうしてもこの作中人物に作者を重ねてしまうのは仕方のないことで。瀬名さん、双子だったんだろうかとか、飛行機の免許取ったんだろうかとか、奥さん少し年上なんだろうかとか(苦笑;)。
で、はっきり言って分かり難いんですよね~。特に『絆』は、時系列も登場人物も語り部もごちゃごちゃになってしまいまして。ただ、やはり『真夜中の通過(ミッドナイト・パス)』の衛星の復活場面なんかは、小惑星探査機「はやぶさ」の例も相まって、胸に迫る所はあるんですが。
そして、地震の残したものは、この作家さんにも大きなものだったんだな、と思いました。きっと一生変わる筈がなかったものが変わったんだな、と。それは私も阪神淡路大震災で経験したことなので。